NECキャピはカイ気配スタートで8連騰、今期収益上方修正と配当大幅増額を好感
NECキャピタルソリューション<8793>がカイ気配スタートで8連騰と異彩の上げ足をみせている。時価は20年2月以来約3年ぶりの高値圏。昨年12月下旬を境に一貫した上昇トレンドを形成、短期タームでもきょうを含めた直近12営業日で前日終値を下回ったのはわずかに1日だけと上値指向が極めて強い。同社はNEC系のリース大手で情報通信機器を主に取り扱っている。足もとの業績はリース事業、インベストメント事業いずれも好調で、会社側想定を上回って推移している。
30日取引終了後に23年3月期通期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の110億円から130億円(前期比24%増)に増額したほか、年間配当も従来計画の74円に36円上乗せして110円としており、これを好感する投資資金が流入した。配当利回りは前日終値換算で4.74%に達することで、インカムゲイン狙いの買いも呼び込んでいる。