サンワテクノス---3Qも2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表
サンワテクノス<8137>は30日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.1%増の1,311.30億円、営業利益が同63.9%増の54.21億円、経常利益が同56.0%増の54.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同54.0%増の38.54億円となり、それぞれ過去最高を更新した。
日本での売上高は前年同期比17.7%増の978.84億円、営業利益が同90.7%増の36.65億円となった。半導体関連業界向けの電機品、太陽光関連業界向けの制御機器、産業機械業界向けの制御機器、電子部品及び電子機器、輸送用機械業界向けの半導体素子、自動車関連搭載向けの電子部品、精密機器業界向けの電子機器、OA機器関連業界向けのコネクタ、食品関連業界向けの設備機器の販売が増加した。
アジアでの売上高は同30.3%増の470.36億円、営業利益は同36.3%増の19.42億円となった。アジア地域では、太陽光関連業界向けの電機品、産業機械業界向け及び自動車関連搭載向けの電子部品、半導体関連業界向けの電子機器、OA機器関連業界向けの電子部品及びコネクタの販売が増加したが、半導体関連業界向けの電機品及び電子部品の販売が減少した。
欧米での売上高は同17.1%増の51.79億円、営業損失は0.53億円(前年同期は0.36億円の損失)となった。欧米では、アミューズメント業界向けの電子部品、産業機械業界向け及び半導体関連業界向けの電子部品、自動車関連業界向けの設備機器の販売が増加したが、生活用品業界向けの設備機器の販売が減少した。また、輸送費高騰の影響を受け、営業損失となった。
その他の売上高は同9.5%減の5.12億円、営業損失は0.24億円(同0.03億円の利益)となった。
2023年3月期通期については、売上高が前期比12.7%増の1,740.00億円、営業利益が同35.3%増の65.00億円、経常利益が同28.0%増の66.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同30.0%増の46.50億円とする10月28日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
また、同日、株主還元方針の変更に伴い、当該基本方針および同社の業績等を総合的に勘案した結果、2023年3月期の期末配当金を1株当たり50.00円増配し、70.00円とすることを発表した。
《SI》