メンバーズは大幅続落、23年3月期業績予想を一転営業減益予想へ下方修正
メンバーズ<2130>は続落している。2日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を182億円から173億円(前期比15.8%増)へ、営業利益を22億円から12億円(同36.0%減)へ、純利益を15億7300万円から8億5000万円(同39.5%減)へ下方修正し、増益予想から一転して減益予想としたことが嫌気されている。
主力のEMC(デジタルビジネス運用支援)事業で、既存顧客に依存した営業体制により新規顧客の開拓に遅れが生じたことが響く。また、成長領域としていたEMC事業の大口顧客における非Webサイト運用領域が開拓途上であることや、好調な新卒採用に比して中途採用数が計画を下回り、全社員数に対し新卒社員数の割合が大幅に高まったことから稼働率やサービス力が低下し、売上成長率がデジタルクリエイターの増加率に追いつかなかったことも影響した。
なお、第3四半期累計(22年4~12月)決算は、売上高126億1000万円(前年同期比19.1%増)、営業利益6億700万円(同38.8%減)、純利益3億7900万円(同44.8%減)だった。
同時に上限を20万株(発行済み株数の1.51%)、または4億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は2月3日から4月28日までとしている。