協和キリンが続急伸、23年12月期の最終増益・増配計画を評価
協和キリン<4151>が続急伸した。7日の取引終了後、22年12月期の連結決算発表にあわせ、23年12月期の業績予想を開示した。最終利益は前期比41.9%増の760億円を見込む。更に、前期の年間配当を3円増額したほか、今期の年間配当は前期比3円増配の54円を計画しており、これらを評価した買いが集まったようだ。
今期の売上収益は同6.9%増の4260億円の見通し。X染色体連鎖性低リン血症治療剤「クリースビータ」を中心にグローバル戦略品の伸長や技術収入の増加を見込む。クリースビータに関するプロフィットシェア費用の計上がなくなることで、販売費及び一般管理費は減少する見込み。多額の減損損失の計上で前期の利益が押し下げられた反動も寄与する。