シュッピン急反落し昨年来安値を更新、高級時計の価格低迷で業績・配当予想を下方修正
シュッピン<3179>が急反落し、昨年来安値を更新した。7日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の単体決算発表にあわせ、通期の業績予想と期末一括配当の見通しを下方修正し、嫌気されたようだ。
今期の売上高は482億5900万円から446億200万円(前期比2.6%増)、最終利益は23億9800万円から15億8700万円(同28.1%減)に見通しを引き下げた。最終利益は増益予想から一転、減益の計画となる。期末一括配当予想は5円減額の30円(前期末比2円増配)に見直した。
時計事業において、ロレックスなど人気の高い高級時計の価格下落が世界的に続くなか、中古時計が流通市場に大幅に供給されたことで需給バランスが悪化した。1~3月期も相場が回復しないとの予想のもとに、業績予想を見直した。