高千穂交易---3Q(累計)当期純利益は56.0%増益、通期計画に対し79.2%の進捗

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2023年2月10日 9時50分

高千穂交易<2676>は7日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比14.5%増の169.34億円、営業利益は同49.5%増の9.30億円、経常利益は同57.3%増の11.73億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同56.0%増の8.23億円となった。

クラウドサービス&サポートセグメントの売上高は、MSPサービスが好調に推移し、前年同期比8.8%増の16.43億円、営業利益は同9.9%増の3.44億円となった。

システムセグメントの売上高は同0.5%減の68.15億円、営業損失は0.40億円(前年同期は0.45億円の損失)となった。リテールソリューション商品類は、前年好調だったCCTVや顔認証システムといった大型案件の反動減に加え、小売業のセキュリティ投資が延伸したことにより案件が後ろ倒しとなり、売上高は同19.7%減の23.83億円となった。ビジネスソリューション商品類は、外資系企業のオフィス向け入退室管理システムの販売が好調に推移し、売上高は同11.9%増の22.36億円となった。グローバル商品類は、タイの防火システム事業が堅調で、売上高は同16.4%増の21.95億円となった。

デバイスセグメントの売上高は同32.0%増の84.75億円、営業利益は同77.1%増の6.25億円となった。エレクトロニクス商品類では、5G基地局向けや半導体製造装置向け、テレワーク需要増加による家庭用プリンタなどの電子部品の販売が好調に推移したことに加え、前期に代理店契約を締結したNTCJ(ヌヴォトンテクノロジージャパン)社製品の販売が好調に立ち上がり、売上高は同60.3%増の51.79億円となった。メカトロニクス商品類では、海外複写機向けスライドレール、新紙幣改刷の特需による銀行端末向け機構部品の販売が好調となり、売上高は同3.3%増の32.95億円となった。

2023年3月期通期について、売上高は前期比10.7%増の230.00億円、営業利益は同31.8%増の13.50億円、経常利益は同20.3%増の15.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同18.4%増の10.40億円とする11月8日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。

《TY》

提供:フィスコ

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