神戸鋼が急騰、今期一転最終増益に上方修正を好感
神戸製鋼所<5406>が急騰。100円高はストップ高となる768円をつけた。9日の取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表。純利益を620億円(前期比3.2%増)とし、従来予想の450億円から上方修正し一転増益となる見通しを示したことが好感されている。
販売価格改善の進展や主原料価格の下落による鉄鋼メタルスプレッドの改善のほか、建設機械におけるエンジン認証問題に関する補償金収入などが寄与する見通し。売上高については、2兆5300億円から2兆4900億円(同19.6%増)に見直した。また、これまで未定としていた期末配当は25円とした。年間配当は前期比同額の40円となる見込み。
同時に発表した22年4~12月期決算は、売上高が1兆7846億円(前年同期比20.2%増)、純利益が475億1000万円(同12.2%減)だった。