OKIは3日ぶり急反落、部材調達難で今期は一転最終赤字・減配へ
沖電気工業<6703>は3日ぶりに急反落した。9日の取引終了後、23年3月期第3四半期累計(22年4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正し、最終損益の見通しを30億円の黒字から30億円の赤字(前期は20億6500万円の黒字)に見直した。増益予想から一転して最終赤字の計画となったほか、期末一括配当予想も10円減額の20円(前期末比10円減配)に修正。これらをネガティブ視した売りが膨らんだ。
売上高の見通しは4250億円から3720億円(前期比12.5%減)に引き下げた。期初の想定以上に半導体などの部材調達難に伴う生産減の影響が拡大した。部材価格の高騰やソフト開発案件の失敗コストなどもあって、影響を業績予想に反映した。