10万円以下で買える、増収増益&低PBR 25社 【スタンダード】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証スタンダード上場企業では777銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、22年4-12月期(3Q累計)決算で増収増益を達成し、かつPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に注目してみた。
下表は東証スタンダード上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上、(3)4-12月期に売上高と経常利益が前年同期比10%以上増加、(4)PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは17日現在)
17日(金)に配信した「10万円以下で買える、増収増益&低PBR【プライム】編」も併せてご覧ください。
最低投資 ┌─売上高─┐ ┌ 経常利益 ┐
コード 銘柄名 金額 増収率 4-12月期 増益率 4-12月期 PBR
<6319> シンニッタン 25100 32.9 16236 70.9 822 0.38
<1850> 南海辰村 30700 12.2 30502 11.3 1277 0.63
<6776> 天昇電 32600 22.1 17668 122 681 0.69
<8135> ゼット 33100 10.6 36690 45.3 876 0.55
<8230> はせがわ 33100 10.2 16363 50.8 1577 0.55
<5906> エムケー精工 38900 10.9 21242 44.2 1759 0.40
<3123> サイボー 43000 14.8 7790 67.8 859 0.36
<1826> 佐田建 51400 22.9 22140 681 1367 0.52
<2114> フジ日本 51400 11.5 17180 18.7 1879 0.65
<8018> 三共興 52500 14.7 13814 27.1 2504 0.55
<7670> オーウエル 56200 11.7 45818 186 754 0.31
<9171> 栗林船 58500 12.5 38235 359 2534 0.35
<9845> パーカー 58600 18.0 43235 26.9 3003 0.40
<8772> アサックス 60300 10.3 4624 14.6 3243 0.46
<7218> 田中精密 68000 13.5 23917 69.0 1514 0.38
<3422> J-MAX 68300 20.9 38228 12.7 2151 0.38
<4360> MCPs 72000 16.7 8657 88.4 991 0.52
<9913> 日邦産業 76900 11.3 29336 47.3 1448 0.54
<2750> 石光商事 77600 27.6 44504 50.2 1311 0.58
<5984> 兼房 80000 14.4 16587 14.7 1585 0.39
<8596> 九州リース 87800 55.0 27387 98.2 5231 0.53
<1905> テノックス 88700 26.9 13545 85.6 514 0.48
<9130> 共栄タ 95800 22.2 10986 467 397 0.39
<3435> サンコテクノ 97000 10.9 14986 17.1 1355 0.50
<3434> アルファCo 97300 16.6 46025 124 968 0.31
※単位は最低投資金額が円、売上高・経常利益が百万円、増収率・増益率が%、PBRが倍。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース