【↑】日経平均 大引け| 小反発、手掛かり材料難で膠着相場の様相 (2月20日)

市況
2023年2月20日 17時01分

日経平均株価

始値  27497.13

高値  27531.94(15:00)

安値  27426.48(09:21)

大引け 27531.94(前日比 +18.81 、 +0.07% )

売買高  10億1308万株 (東証プライム概算)

売買代金  2兆2925億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は18円高と小反発、一時80円超安後に値を戻す

2.前週末17日の米国はNYダウ高のナスダック安とまちまち

3.今晩は米国市場が休場で参加者限られ、後場は膠着相場の様相

4.三菱UFJや三井住友FGといった銀行株に対する買い継続

5.東エレクやソニーG、日電産などハイテク株の一角は軟調

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは前日比129ドル高と反発した。メルク<MRK>やアムジェン<AMGN>などディフェンシブ銘柄が買われ指数を押し上げた。

週明けの東京市場では、日経平均株価は小反発。手掛かり材料難で様子見姿勢が強く、日経平均は後場にかけ膠着相場の様相を強めた。

前週末17日の米株式市場では、NYダウは上昇したが、ナスダック指数は続落した。米長期金利上昇でハイテク株などは軟調だった。この流れのなか、週明けの東京市場は朝方軟調にスタートし、一時80円を超える下落となった。ただ、下値には買いが入り、売り一巡後は値を戻した。今晩は米国がプレジデントデーで休場ということもあり参加者は限られ様子見姿勢は強く、後場に入り前週末終値近辺での小動きが続く膠着相場となった。銀行や鉄鋼などバリュー株への物色は続き、TOPIXも上昇し一時2000に乗せた。

個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株に引き続き買いが入り、日本製鉄<5401>やJFEホールディングス<5411>など鉄鋼株の人気が継続した。任天堂<7974>や日本電信電話<9432>がしっかり。アサヒグループホールディングス<2502>や武田薬品工業<4502>、エーザイ<4523>が買われた。ホンダ<7267>や日産自動車<7201>が堅調。USEN-NEXT HOLDINGS<9418>や横浜ゴム<5101>が上昇した。

半面、東京エレクトロン<8035>やソニーグループ<6758>、日本電産<6594>などハイテク株の一角が軟調。村田製作所<6981>や富士通<6702>も値を下げた。川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>が安く、リクルートホールディングス<6098>やオリエンタルランド<4661>が下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、ダイキン <6367>、エーザイ <4523>、トレンド <4704>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約35円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、アステラス <4503>、コナミG <9766>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約51円。

東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)パルプ・紙、(3)その他金融業、(4)ゴム製品、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)電気機器、(4)精密機器、(5)卸売業。

■個別材料株

△一パン <2215> [東証S]

23年12月期営業は1億4000万円の黒字見込む。

△グリー <3632> [東証P]

「ホロライブ」のカバー <5253> [東証G]上場が刺激材料に。

△FHTHD <3777> [東証G]

買取事業のDLMの子会社化。

△ヘッドウォ <4011> [東証G]

「GXリーグ基本構想」への賛同を発表。

△セキュア <4264> [東証G]

セキュリティーソリューションの累計導入社数8000社突破。

△ランサーズ <4484> [東証G]

「ChatGPT」との連携を開始。

△エニーカラー <5032> [東証G]

カバー <5253> [東証G]上場でVチューバー関連人気化の思惑高まる。

△アサヒ陶 <5341> [東証S]

テンフィールズファクトリーとEVスタンド機器事業に関して業務提携。

△瑞光 <6279> [東証S]

設立60周年記念株主優待を実施へ。

△東京通信 <7359> [東証G]

仮想都市空間「AMIZA CITY GINZA」のα版が完成。

▼メディネット <2370> [東証G]

新株予約権発行発表で希薄化を警戒。

▼アップル <2788> [東証S]

今期は一転減収減益へ。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)佐鳥電機 <7420>、(2)浜ゴム <5101>、(3)グリー <3632>、(4)イマジカG <6879>、(5)東名 <4439>、(6)ポピンズ <7358>、(7)東リ <7971>、(8)サニックス <4651>、(9)ブイキューブ <3681>、(10)三菱紙 <3864>

値下がり率上位10傑は(1)トレファク <3093>、(2)バリューHR <6078>、(3)ギフティ <4449>、(4)メンバーズ <2130>、(5)トムソン <6480>、(6)Jディスプレ <6740>、(7)トランザク <7818>、(8)イトーキ <7972>、(9)河西工 <7256>、(10)WSCOPE <6619>

【大引け】

日経平均は前日比18.81円(0.07%)高の2万7531.94円。TOPIXは前日比7.78(0.39%)高の1999.71。出来高は概算で10億1308万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1310、値下がり銘柄数は467となった。東証マザーズ指数は766.97ポイント(0.92ポイント高)。

[2023年2月20日]

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