話題株ピックアップ【夕刊】(3):セーラー広告、Kudan、クシム

注目
2023年3月17日 15時20分

■セーラー広告 <2156>  311円  +23 円 (+8.0%) 一時ストップ高   本日終値

セーラー広告<2156>が一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社は16日、子会社のアド・セイルと三井住友カード(東京都江東区)が協力し、行政・自治体向け観光マーケティング支援サービスの提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。このサービスは、行政・自治体が観光振興を目指す際に、キャッシュレスデータを用いて観光消費を分析し、その結果をもとにターゲティング、送客及び広告配信、送客及び広告配信の結果を、観光消費額で効果検証するもの。今後も両社の協働により観光マーケティングに関わるマーケターの課題解決に向けサービス開発を続けるとしている。

■Kudan <4425>  2,684円  +182 円 (+7.3%)  本日終値

Kudan<4425>は続伸。16日の取引終了後、戦略的パートナーであるシンガポールのMovel AI社が「Kudan SLAM」を用いた自律移動ロボット向け統合ソリューションの商用提供を開始したと発表しており、好材料視された。Movel AI社の自律移動ロボット(AMR)向けのオールインワン商用ソフトウェアソリューション「Seirios」に、Kudanの3D-Lidar SLAM(KdLidar)やVisual SLAM(KdVisual)のSLAMソフトウェアが完全統合され、グローバル市場での提供が開始されたという。これにより、更に高精度な位置推定とマッピング能力を提供できるようになり、ロボットはその運用環境においてより正確な位置決めとナビゲーションを行うことが可能になったとしている。

■クシム <2345>  437円  +29 円 (+7.1%)  本日終値

クシム<2345>が4日ぶりに反発した。16日の取引終了後、特別利益を計上する見込みとなったと発表しており、材料視されたようだ。保有株式の縮減と資本の有効活用の促進を理由に、上場有価証券1銘柄を売却した。投資有価証券売却益は2億4700万円の見込み。23年10月期第2四半期(2~4月)において、特別利益として計上する予定という。業績予想の修正が必要な場合には速やかに開示するとした。

■ファイバーゲート <9450>  905円  +58 円 (+6.9%)  本日終値

ファイバーゲート<9450>が大幅反発。午前11時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を11万6800株(発行済み株数の0.57%)、または1億円としており、取得期間は3月20日から9月15日まで。手元資金や株価水準などを総合的に勘案し、機動的に実施することで資本効率向上を図ることが目的としている。

■Ubicom <3937>  1,942円  +118 円 (+6.5%)  本日終値

Ubicomホールディングス<3937>は7日ぶりに反発。16日の取引終了後、未定としていた23年3月期の期末配当予想を11円にすると発表。前期実績に対して2円の増配となることが好感された。

■太洋基礎工業 <1758>  6,890円  +390 円 (+6.0%) 一時ストップ高   本日終値

太洋基礎工業<1758>は上値指向を継続。16日の取引終了後、7万株(自己株式を除く発行済み株数の9.92%)、または4億5500万円を上限に、17日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。これが好感されたようだ。買い付け価格は16日終値の6500円。きょう17日午前10時30分に、5万8000株を取得完了したと発表した。

■ACSL <6232>  1,420円  +77 円 (+5.7%)  本日終値

ACSL<6232>は後場一段高。同社はきょう午後2時ごろ、日本郵政<6178>傘下の日本郵便が実施する「ドローンによる配送」に国産ドローンを提供すると発表しており、これが材料視されたようだ。これは郵便局から実証場所の配送先地区の受取人に、第三者上空(有人地帯)を含む飛行経路での補助者なし目視外飛行(レベル4)を国内で初めて実施するもので、23日に奥多摩郵便局の配達区内で行う予定。同社が提供するのは、今月13日付で第一種型式認証を、15日付で第一種機体認証を国土交通省から交付された国産ドローン「PF2-CAT3」だとしている。

■ファンペップ <4881>  193円  +10 円 (+5.5%)  本日終値

ファンペップ<4881>が急反発。16日の取引終了後、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究の成果である抗体誘導ペプチド「FPP005」の共有特許について、全世界での独占的な研究開発、製造、販売、並びに第三者への実施許諾(再実施許諾権付)を可能とする契約を大阪大学と締結したと発表したことが好感された。FPP005は、標的タンパク質IL-23に対する抗体誘導ペプチドの開発化合物。IL-23は、さまざまな炎症性疾患の病態に重要な役割を担っており、先行する抗IL-23抗体医薬品は尋常性乾癬、関節症性乾癬、クローン病及び潰瘍性大腸炎などの幅広い疾患を対象に開発が進み、既に世界市場は数千億円規模まで拡大している。同社では、23年内の臨床試験開始を目指して前臨床試験を進めるとともに、製薬会社への導出活動を行うとしている。なお、同件による23年12月期の研究開発費の見込み額に変更はないとしている。

■FRONTEO <2158>  616円  +30 円 (+5.1%)  本日終値

FRONTEO<2158>が大幅高で7日ぶりに反発。16日の取引終了後、AIエンジンを搭載した平時監査支援システムの新製品「KIBIT Eye」の提供を開始すると発表したことが好感された。新たに提供を開始する「KIBIT Eye」は、同社がこれまでに培った平時監査AIシステムに係る技術・知見を生かし、更に新たに開発した新しいアルゴリズムを搭載したシステム。このアルゴリズムは、人の優れた直観的な判断能力をAIで再現するという設計思想に基づいて生まれたもので、自社検証データにより、KIBIT Eyeの監査対象となるデータの抽出割合は従来のシステムと比べて、82.5%から99.5%に向上したという。

■エフ・コード <9211>  1,994円  +80 円 (+4.2%)  本日終値

エフ・コード<9211>が反発。この日昼ごろ、チャットボット開発ツール「hachidori」の機能強化の一環として、米オープンAIの自然言語処理モデル「gpt-3.5-turbo」を搭載したFAQ自動生成の実証実験を開始すると発表。これが材料視されている。同実証実験ではgpt-3.5-turboを活用して、より正確で適切なFAQを自動生成することを目指す。今後、gpt-3.5-turboを活用した新たなサービスや機能の開発を行っていく構え。

●ストップ高銘柄

ブレクスルー <2464>  491円  +80 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

元旦ビューティ工業 <5935>  9,490円  +1,500 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値

ヘッドウォータース <4011>  10,430円  +1,500 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値

アクセスHD <7042>  1,075円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

ANYCOLOR <5032>  5,350円  +705 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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