米国株見通し:下げ渋りか、FOMCの政策決定を注視

市況
2023年3月21日 13時53分

(13時40分現在)

S&P500先物      3,986.75(+3.75)

ナスダック100先物  12,690.50(+2.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は20ドル高。長期金利は動意が薄く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。

20日の主要3指数は反発。中盤に失速する場面もあったが、高値付近まで値を戻し、ダウは382ドル高の32244ドルで取引を終えた。経営不振のファースト・リパブリック銀行が大きく下げ、銀行株が注目された。ただ、UBSによるクレディ・スイス買収が全般的に好感され、欧米金融システム不安への過度な懸念は後退。長期金利の上昇でハイテクへの買いは抑制されたものの、大引けまで堅調地合いは継続しプラスを確保した。

本日は下げ渋りか。今晩から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、方向感の乏しい値動きが予想される。連邦準備制度理事会(FRB)による0.25%の利上げを織り込む展開となり、金利高止まりで積極的な買いは入りづらい。UBSのクレディ・スイス買収は市場に安心感を与えたが、米国内で大手行による中堅行への支援は十分か評価が分かれ、金融への買いは慎重に。また、ハイテク売り継続なら指数を下押ししそうだ。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.