10万円以下で買える、高ROE&低PBR 17社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証プライム上場企業では466銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍未満の銘柄に注目してみた。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる17社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PBR、最低投資金額は31日現在)
なお、4月2日(日)16時00分に「10万円以下で買える、高ROE&低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想
コード 銘柄 金額 ROE PBR
<8897> ミラースHD 37700 11.92 0.70
<6632> JVCケンウ 38100 16.46 0.64
<4350> メディシス 40000 12.42 0.86
<2418> ツカダGHD 41300 12.80 0.86
<7244> 市光工 46800 10.12 0.83
<6480> トムソン 58100 10.66 0.60
<6638> ミマキエンジ 66900 11.82 0.93
<7347> マーキュリア 75000 10.22 0.89
<8005> スクロール 80800 12.10 0.90
<3284> フージャース 82600 13.09 0.91
<4996> クミアイ化 85000 11.77 0.85
<1719> 安藤ハザマ 85600 12.81 0.97
<1879> 新日本建 93600 11.41 0.56
<5803> フジクラ 93800 12.95 0.94
<9069> センコーHD 94500 10.00 0.88
<6464> ツバキナカ 95500 10.78 0.76
<5408> 中山鋼 97300 10.52 0.55
※単位はROEが%、PBRが倍、最低投資金額が円。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
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株探ニュース