ブレインP、HEROZ、ユーザーロカなどAI関連株物色続く、開発中断の思惑も売り材料とはならず
ブレインパッド<3655>、HEROZ<4382>、ユーザーローカル<3984>、アドバンスト・メディア<3773>、ティアンドエス<4055>など人工知能(AI)関連株に引き続き買いが流入している。前週末の米国株市場では米長短金利の低下を背景にグロース株への資金還流がみられ、エヌビディア<NVDA>が高かったほかC3・ai<AI>が急騰するなどAI関連株に物色人気が目立った。東京市場でもこの地合いを引き継ぐ形で同関連株への波状的な投資資金の攻勢が継続している。海外ではイーロン・マスク氏らの呼びかけもあって、高度なAIの開発を中断するべきとの世論が高まっているが、市場では「AIの進化速度を人為的に遅らすことはできたとしても一時的で、進化の過程にピリオドが打たれることはない」(中堅証券ストラテジスト)との声も聞かれる。直近の世論がAI関連株のテーマ買いの動きをいったんクールダウンさせれば、逆に物色人気が長続きするという見方も根強いようだ。