東海運がストップ高、大阪IRの夢洲の開発巡る思惑で急浮上
東海運<9380>がストップ高をつけた。大阪府・市によるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の整備計画がこの日、政府に認定されたと伝わった。関連銘柄の一角に材料出尽くしと受け止めた売りが膨らむなか、同社のグループ会社である近畿港運が、IRの建設予定地とされる大阪市の夢洲に拠点を置く夢洲コンテナターミナル(大阪市此花区)に資本参加していることが投資家の関心を集めている。港湾エリアの開発による事業への間接的な影響への思惑から、東海運株に短期資金が流入したようだ。
夢洲コンテナターミナルのホームぺージによると、同社の株主には近畿港運のほか、三菱倉庫<9301>、日新<9066>、住友倉庫<9303>、山九<9065>、上組<9364>などの名前がある。