「ダイヤモンド」が6位、世界初のダイヤ半導体回路開発で話題<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ダイヤモンド」が6位に急浮上している。
佐賀大学は17日、世界初となるダイヤモンド半導体パワー回路を開発したと発表した。性能面で“究極”とされる「ダイヤモンド半導体」を使った電子回路で、電流のオン・オフを高速で切り替えることができ、長時間連続で動作させても劣化しなかったという。この発表は複数のメディアで取り上げられており、3年後の実用化が目指されているという。
ダイヤモンド半導体とは、ダイヤを基板に使用した半導体のこと。従来のものと比べ省エネルギー性能が高く、耐久性にも優れており、電気自動車(EV)や量子コンピューター、人工衛星など宇宙分野での活用が期待されている。佐賀大の発表が大きな話題となったことで株式市場ではダイヤ半導体への関心が高まっており、足もと「ダイヤモンド」の投資テーマに対する注目度が急速に上昇している。
人工ダイヤの原料を手掛けるイーディーピー<7794>、人工ダイヤを製造販売する子会社ダイヤマテリアルを傘下に持つ住石ホールディングス<1514>が思惑買いの対象となっているようだ。人工ダイヤに絡む銘柄としてはこのほか、合成ダイヤモンド単結晶「スミクリスタル」を製造する住友電気工業<5802>がある。