米国株見通し:下げ渋りか、雇用指標が低調なら買戻しも

市況
2023年5月4日 13時50分

(13時40分現在)

S&P500先物      4,113.75(+6.25)

ナスダック100先物  13,154.75(+54.00)

米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は50ドル高。長期金利は弱含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

3日の主要3指数は3日続落。終盤は売り優勢となり安値付近で取引を終え、ダウは270ドル安の33414ドルで引けた。連邦準備制度理事会(FRB)は2-3日の連邦公開市場委員会(FOMC)での討議を踏まえ、市場の予想通り0.25%の利上げを決定。次回6月の会合で一段の引き締めを休止する可能性を示唆したが、年内利下げには否定的だった。それに先立って発表された強い経済指標がFRBのタカ派方針を支え、売りを強めた。

本日は下げ渋りか。今晩の欧州中銀(ECB)理事会で追加利上げが見込まれ、来月のFOMCでも引き締めは続くとの観測から売り先行となりそうだ。ただ、市場の想定通りに4-6月期非農業部門労働生産性がマイナスに転じ、新規失業保険申請件数が増加すれば、FRBのタカ派スタンスを弱める材料に。一方、地銀の経営状態は引き続き不安視されるが、過度な懸念は縮小。前日までの続落の反動で買戻しが相場を支える可能性もあろう。

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.