話題株ピックアップ【夕刊】(2):ほくほくFG、パナHD、富士フイルム

注目
2023年5月11日 15時15分

■ほくほくFG <8377>  1,046円  +77 円 (+8.0%)  本日終値

10日に発表した「3.90%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の3.90%にあたる500万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月12日から8月10日まで。

■日本精機 <7287>  937円  +65 円 (+7.5%)  本日終値

10日に業績修正を発表。「前期最終を86%上方修正」が好感された。

日本精機 <7287> [東証S] が5月10日大引け後(16:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の7億円の黒字→13億円の黒字(前の期は51.8億円の赤字)に85.7%上方修正した。

⇒⇒日本精機の詳しい業績推移表を見る

■ユーザーローカル <3984>  2,016円  +139 円 (+7.4%)  本日終値

10日に決算を発表。「7-3月期(3Q累計)経常が26%増益で着地・1-3月期も46%増益」が好感された。

ユーザーローカル <3984> [東証P] が5月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年6月期第3四半期累計(22年7月-23年3月)の経常利益(非連結)は前年同期比25.6%増の10.1億円に伸び、通期計画の11.7億円に対する進捗率は86.5%に達し、5年平均の78.9%も上回った。

⇒⇒ユーザーローカルの詳しい業績推移表を見る

■東急不HD <3289>  726円  +47 円 (+6.9%)  本日終値

東急不動産ホールディングス<3289>が大幅高。10日の取引終了後に24年3月期業績予想を発表し、売上高を前期比11.4%増の1兆1200億円、営業利益を同1.4%増の1120億円と前期に続き良好な見通しを示した。また、年間配当を前期比4円50銭増の28円としており、これらを好感した買いが集まっている。堅調な不動産売買市況を受けた売却益の増加や、ホテル事業におけるインバウンド需要のいっそうの回復を見込む。同時に発表した23年3月期決算は、売上高が前の期比1.7%増の1兆58億円、営業利益が同31.7%増の1104億1000万円だった。「九段会館テラス」の新規開業をはじめ、東急プラザをはじめとする商業施設の回復やアセット売却益の増加が全体業績を押し上げた。

■クレスコ <4674>  1,921円  +123 円 (+6.8%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は5%増で12期連続最高益更新へ」が好感された。

クレスコ <4674> [東証P] が5月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比7.4%増の51.3億円になり、24年3月期も前期比4.6%増の53.7億円に伸びを見込み、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。14期連続増収、増益になる。

⇒⇒クレスコの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「2.4%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の2.4%にあたる50万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月11日から11月30日まで。また、100万株の自己株消却を実施する。

■ケーズホールディングス <8282>  1,289円  +81 円 (+6.7%)  本日終値

10日に発表した「5.46%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の5.46%にあたる1000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月11日から10月31日まで。取得した自社株は12月31日付で全て消却する。

■楽天銀行 <5838>  1,960円  +115 円 (+6.2%)  本日終値

10日に決算を発表。「今期経常は15%増で4期連続最高益更新へ」が好感された。

楽天銀行 <5838> [東証P] が5月10日大引け後(15:30)に決算を発表。23年3月期の連結経常利益は前の期比38.8%増の387億円に拡大し、24年3月期も前期比15.0%増の445億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。6期連続増収、4期連続増益になる。

⇒⇒楽天銀行の詳しい業績推移表を見る

■パナHD <6752>  1,374.5円  +77.5 円 (+6.0%)  本日終値

パナソニック ホールディングス<6752>が切り返し急。今月2日に年初来高値1340円をつけた後はやや目先筋の利益確定売りに上値が重くなっていたが、足もとで再び買いが優勢となっている。10日取引終了後に発表した24年3月期の業績予想では、最終利益が前期比32%増の3500億円見通しと大幅な伸びを見込んでおり、これは19年3月期に達成した2841億4900万円を大幅に上回り過去最高利益更新となる。これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。総合家電の国内トップメーカーで電池分野への展開力にも定評があるが、今期は製品価格引き上げ効果や車載用電池が好調で収益を牽引する見通し。株価は長期波動でも戻り足が鮮明で、21年10月につけた高値1541円が意識される。

■富士フイルム <4901>  7,659円  +425 円 (+5.9%)  本日終値

富士フイルムホールディングス<4901>が急反発し、年初来高値を更新した。10日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、24年3月期の業績予想を開示した。売上高は前期比3.2%増の2兆9500億円、最終利益は同2.5%増の2250億円を計画する。前期に続き最高益の更新を見込むほか、年間配当は同20円増配の150円を予定しており、幅広い投資家の買いを誘う格好となった。ヘルスケア・高機能材料を中心とした事業成長などにより、増収増益につなげる。想定為替レートは1ドル=135円、1ユーロ=145円とした。23年3月期の売上高は前の期比13.2%増の2兆8594億100万円、最終利益は同3.9%増の2194億2200万円だった。メディカル関連やイメージングなどの売上高が伸長した。

■東洋炭素 <5310>  4,510円  +240 円 (+5.6%)  本日終値

10日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は27%増益で着地」が好感された。

東洋炭素 <5310> [東証P] が5月10日大引け後(15:30)に決算を発表。23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比27.1%増の22.6億円に伸び、1-6月期(上期)計画の38億円に対する進捗率は59.6%に達し、5年平均の49.6%も上回った。

⇒⇒東洋炭素の詳しい業績推移表を見る

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