東京株式(前引け)=続伸、目先利食い圧力こなしプラス圏に
22日前引けの日経平均株価は前営業日比25円59銭高の3万833円94銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億4725万株、売買代金概算は1兆4081億円。値上がり銘柄数は1039、対して値下がり銘柄数は708、変わらずは88銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方は主力株が売りに押される展開となり日経平均は安く始まったが下値では押し目買いが厚い。寄り後は下げ幅を縮小し、ほどなくして上昇に転じた。前引けも小幅ながらプラス圏で着地している。前週の急騰の反動から利食い圧力も意識されるところだが、海外投資家とみられる買いが下値を支えた。半導体関連株の一角が引き続き買われ全体指数押し上げに寄与している。また、出遅れていた中小型株に買いが目立ち、値上がり銘柄数は1000を超えた。
個別では、きょうも群を抜く売買代金をこなしているレーザーテック<6920>が高いほか、アドバンテスト<6857>も買いが優勢、JT<2914>も上昇した。三菱重工業<7011>が値を上げ、ダイキン工業<6367>、ソシオネクスト<6526>なども水準を切り上げた。アドバンテッジリスクマネジメント<8769>、野村マイクロ・サイエンス<6254>なども大幅高。半面、ルネサスエレクトロニクス<6723>が軟調、ソニーグループ<6758>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も安い。アーレスティ<5852>が大幅安、ダイコク電機<6430>、メドピア<6095>などの下げも目立つ。