多摩川HDが後場カイ気配スタート、半導体試験装置の新規受注を材料視
多摩川ホールディングス<6838>が後場に入りカイ気配スタートとなった。この日、子会社の多摩川電子が新規の顧客から半導体試験装置を受注したと発表。これが材料視されたようだ。
受注したのは次世代通信機器に使われるマイクロ波半導体の信頼性試験用バーンイン試験装置。半導体に対し、通常よりも温度や電圧、電流で高い負荷を掛けた状態にし、部品寿命を加速させることで、潜在的な不良や初期不良を検出する試験を行う装置だという。半導体製造プロセスの後工程で使用されるものとなるが、同社は成膜装置や露光装置など前工程で使用される半導体製造装置向けでも、マイクロ波技術を活用した製品の提案と供給を続けており、大手メーカーからの引き合いや受注が増加しているとしている。