話題株ピックアップ【夕刊】(3):WA、アシロ、VNX

注目
2023年6月15日 15時19分

■ダブルエー <7683>  4,375円  +700 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値

ダブルエー<7683>がストップ高。14日の取引終了後に発表した24年1月期第1四半期(2~4月)の連結決算は、売上高が前年同期比29.8%増の42億8800万円、最終損益が1億300万円の黒字(前年同期は2億2500万円の赤字)となった。黒字転換となったことに加えて、26年1月期までの中期経営計画で収益拡大に向けた目標値を示したとあって、これらを評価した買いが入ったようだ。第1四半期は同社にとって前半は閑散期ながら、オンラインストアや子会社の卑弥呼が大幅な増収となった。中期経営計画では、店舗・オンラインでの売り上げ拡大とブランド力強化により、26年1月期の売上高を260億円(24年1月期の見通しは206億9100万円)、営業利益を40億円(同16億200万円)に伸ばす目標を掲げた。

■アシロ <7378>  850円  +109 円 (+14.7%) 一時ストップ高   本日終値

14日に決算を発表。「上期最終は68%減益・通期計画を超過」が好感された。

アシロ <7378> [東証G] が6月14日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年10月期第2四半期累計(22年11月-23年4月)の連結最終利益は前年同期比68.0%減の6600万円に大きく落ち込んだが、通期計画の3300万円に対する進捗率が200.0%とすでに上回り、さらに前年同期の59.9%も超えた。

⇒⇒アシロの詳しい業績推移表を見る

■VALUENEX <4422>  1,405円  +176 円 (+14.3%)  本日終値

14日に決算を発表。「8-4月期(3Q累計)経常は20%減益・通期計画を超過」が好感された。

VALUENEX <4422> [東証G] が6月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年7月期第3四半期累計(22年8月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比20.5%減の7000万円に減ったが、通期計画の1200万円に対する進捗率が583.3%とすでに上回り、さらに前年同期の169.2%も超えた。

⇒⇒VALUENEXの詳しい業績推移表を見る

■AB&Company <9251>  1,175円  +134 円 (+12.9%)  本日終値

AB&Company<9251>が反発し、年初来高値を更新した。同社は14日取引終了後、23年10月期第2四半期累計(22年11月~23年4月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比76.1%増の8億9000万円となり、通期計画17億300万円に対する進捗率が52%超となったことが買い安心感につながっているようだ。売上収益は同44.1%増の81億7800万円で着地。直営及びフランチャイズ店舗の積極的な新規出店などが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。また、これまで未定としていた期末一括配当は28円7銭(前期も28円7銭)にすると発表している。

■Link-U <4446>  1,228円  +134 円 (+12.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

Link-U<4446>は急伸。14日の取引終了後に23年7月期業績予想の上方修正を発表。売上高を28億9000万円から30億600万円(前期比32.1%増)へ、純利益を8400万円から1億4500万円(同4.3倍)へ増額しており、これを好感した買いが膨らんだ。集英社と共同運営しているマンガアプリ「ゼブラック」や、自社プロダクトの地震予測AIサービス「ゆれしる」が想定を上回ったことが寄与。海外マンガサービスでローカライズ需要が増加したことも貢献する見込み。同時に発表した第3四半期累計(22年8月~23年4月)の決算は、売上高が23億3300万円(前年同期比42.9%増)、純利益が1億3300万円(同80.8%増)だった。

■BlueMeme <4069>  2,056円  +211 円 (+11.4%)  本日終値

BlueMeme<4069>は3日ぶりに急反発し、2000円台に乗せた。14日の取引終了後、同社と九州大学が、量子AIを活用したバイオメディカル言語モデルの社会実装に向けた共同研究を開始したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。九大とともに、医療研究や臨床治療に活用できるバイオメディカル言語モデルを共同開発する。また量子AIの活用を通じ、大規模言語モデルの学習・推論に関わるパラメーター数を大幅に削減し、運用コストの低減などを図るという。

■Hamee <3134>  1,156円  +105 円 (+10.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位

Hamee<3134>が大幅高で4月20日につけた年初来高値1078円をクリアした。スマートフォン向けアクセサリーのデザイン販売を手掛けるほか、EC事業者向けシステム開発も手掛ける。業績は回復色を強めており、14日取引終了後に発表した23年4月期決算は営業利益が12億7100万円と前の期比で4割強の減少となったものの、従来予想の10億1400万円の見通しからは大きく上振れして着地している。更に、24年4月期の営業利益予想は前期比64%増の20億8600万円と大幅な伸びを見込んでおり、これがポジティブサプライズとなった。

■ビーアンドピー <7804>  1,403円  +121 円 (+9.4%)  本日終値

ビーアンドピー<7804>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は14日取引終了後、拡張現実(AR)技術を活用した新サービス「Promotion AR」を開始すると発表。これに伴い、OnePlanet(千葉県一宮町)と業務提携。OnePlanetが持つAR技術及びAR制作ツール「Planetar」に関して、最先端のAR技術や知見の提供を受けるという。

■ネオジャパン <3921>  1,027円  +53 円 (+5.4%)  本日終値

ネオジャパン<3921>が大幅反発し、1000円の大台に乗せて年初来高値を更新した。14日の取引終了後に発表した24年1月期第1四半期(2~4月期)の連結決算は、売上高が前年同期比9.9%増の16億4500万円、最終利益が同21.9%増の2億6900万円となった。大幅な最終増益となったほか、通期計画に対する進捗率は第1四半期ながら約43%と順調で、業績の上振れを期待した買いが入ったようだ。ソフトウェア事業では新規のパッケージ販売やカスタマイズが堅調に推移したほか、クラウドサービスも伸長した。第2四半期以降に広告宣伝費の予算を消化することなどを考慮し、通期の業績予想は据え置いた。

■ピアズ <7066>  1,970円  +99 円 (+5.3%)  本日終値

ピアズ<7066>が急反発し、2019年7月以来、3年11カ月ぶり高値をつけた。14日の取引終了後、未定としていた23年9月期の年間配当予想について、25円45銭~27円65銭とすると発表した。前期(2円72銭)と比べて大幅な増配の見通しとなり、ポジティブ視されたようだ。また、同社は短期的に配当性向を30%(25年9月期~26年9月期までをメド)とする基本方針を示した。更に、中期的にはこれ以上とする目標も掲げた。

●ストップ高銘柄

バルクホールディングス <2467>  416円  +80 円 (+23.8%) ストップ高   本日終値

シーズメン <3083>  769円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

TOKYO BASE <3415>  380円  -80 円 (-17.4%) ストップ安   本日終値

WT天然ガス <1689>  1円  -0.1 円 (-9.1%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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