【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、海外勢などの売りが膨らみ3万3000円台割れ (6月23日)

市況
2023年6月23日 16時07分

日経平均株価

始値  33458.35

高値  33533.47(09:08)

安値  32575.56(13:30)

大引け 32781.54(前日比 -483.34 、 -1.45% )

売買高  15億8845万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆4312億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は483円安と大幅続落、3万3000円台割れに下落

2.朝方は上昇したが、海外勢などの売り膨らみ一時600円超安

3.相場を先導してきた商社株が軒並み安となり全体相場に警戒感

4.アドテスト、トヨタ、ソニーGなどの主力株に売りが膨らんだ

5.JALやJR東日本、JR東海などインバウンド関連株が堅調

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比4ドル安と4日続落した。FRBによる追加利上げの可能性を懸念し売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は大幅続落。相場をけん引してきた商社株などに利益確定売りが優勢となり、一時下げ幅は600円を超すなど軟調に推移した。

前日の米株式市場では、NYダウが小幅に下落したものの、ハイテク株は堅調でナスダック指数は上昇した。為替も1ドル=143円台へ円安が進行した。これを受け、東京市場も朝方は買いが先行する展開。日経平均は一時200円を超える上昇となった。しかし、買い一巡後は売りに押されマイナス圏に下落。後場に入り下げ幅は拡大し一時690円近い下落となった。海外投資家が先物を中心に売りを入れたとの見方も広がり、相場をけん引してきた商社株は軒並み安となるなど主力株が売られた。引けにかけ下げ幅はやや縮小した。

個別では、三菱商事<8058>や丸紅<8002>、三井物産<8031>、伊藤忠商事<8001>、住友商事<8053>が下落。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>も売られた。アドバンテスト<6857>やトヨタ自動車<7203>、ソニーグループ<6758>など主力株が安い。ソシオネクスト<6526>が続落。ダイキン工業<6367>や楽天グループ<4755>が値を下げた。

半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>が高く、日本航空<9201>やJR東日本<9020>などインバウンド関連株はしっかり。東京電力ホールディングス<9501>が買われ、セブン&アイ・ホールディングス<3382>やエーザイ<4523>が値を上げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、エーザイ <4523>、セブン&アイ <3382>、塩野義 <4507>、宝HLD <2531>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約28円。うち16円は東エレク1銘柄によるもの。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、ダイキン <6367>、ファナック <6954>、バンナムHD <7832>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約181円。

東証33業種のうち上昇は電気・ガス業、食料品の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)海運業、(4)水産・農林業、(5)小売業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)卸売業、(2)非鉄金属、(3)輸送用機器、(4)機械、(5)その他製品。

■個別材料株

△力の源HD <3561> [東証P]

ラーメンなどの販売価格を7月1日から順次変更へ。

△ネクスジェン <3842> [東証G]

エクシオGと自動化ソリューション展開。

△jig.jp <5244> [東証G]

東証が貸借銘柄に選定。

△レアジョブ <6096> [東証P]

リスキリング支援新制度受けた物色続く。

△大豊工業 <6470> [東証P]

低PBRの自動車部品株として関心向かう。

△リバーエレク <6666> [東証S]

40万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△SHINKO <7120> [東証S]

26年3月期営業益目標11.2億円とする中期計画を策定。

△アニコムHD <8715> [東証P]

200万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△東電HD <9501> [東証P]

柏崎刈羽原発を巡る報道が手掛かり。

△九州電 <9508> [東証P]

SMBC日興証券が目標株価1210円に引き上げ。

▼マキュリRI <5025> [東証G]

東証が信用規制を実施。

▼岡部 <5959> [東証P]

米住宅向け建設資材の販売減など響き今期業績予想を下方修正。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)テスHD <5074>、(2)力の源HD <3561>、(3)タカミヤ <2445>、(4)サイバーリン <3683>、(5)東電HD <9501>、(6)レアジョブ <6096>、(7)粧美堂 <7819>、(8)サクサ <6675>、(9)大豊工業 <6470>、(10)ミクニ <7247>

値下がり率上位10傑は(1)シマノ <7309>、(2)ペッパー <3053>、(3)ファーマF <2929>、(4)インフォMT <2492>、(5)インソース <6200>、(6)ベイカレント <6532>、(7)エンプラス <6961>、(8)オロ <3983>、(9)三菱紙 <3864>、(10)太平電 <1968>

【大引け】

日経平均は前日比483.34円(1.45%)安の3万2781.54円。TOPIXは前日比31.77(1.38%)安の2264.73。出来高は概算で15億8845万株。東証プライムの値上がり銘柄数は325、値下がり銘柄数は1456となった。東証マザーズ指数は830.29ポイント(14.98ポイント安)。

[2023年6月23日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.