話題株ピックアップ【夕刊】(2):IDOM、北の達人、DDグループ

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2023年7月18日 15時12分

■IDOM <7599>  820円  -103 円 (-11.2%)  本日終値  東証プライム 下落率5位

IDOM<7599>が大幅安。前週末14日の取引終了後に3~5月期(第1四半期)決算を発表。売上高が前年同期比22.4%減の1052億5800万円、営業利益が同47.3%減の27億7100万円と大幅減収減益になっており、これを嫌気した売りが出た。豪州事業を昨年に売却した影響が出た。国内事業は小売り台数が増えた一方、販管費の増加もあり増収減益となった。なお、通期の減収・小幅営業増益見通しは据え置いている。

■北の達人 <2930>  254円  -28 円 (-9.9%)  本日終値  東証プライム 下落率6位

北の達人コーポレーション<2930>が大幅続落。前週末14日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算で、営業損益が2600万円の赤字(前年同期3億7100万円の黒字)と赤字に転落したことが嫌気された。新規顧客獲得人数が順調に増加し、売上高は39億3100万円(前年同期比86.9%増)と四半期として過去最高を記録したが、先行投資である広告投資を計画的に拡大し、広告宣伝費が大幅に増加したことが響いた。なお、24年2月期通期業績予想は、売上高158億4300万円(前期比61.2%増)、営業利益14億300万円(同2.8倍)、純利益9億3700万円(同2.7倍)の従来見通しを据え置いている。

■DDグループ <3073>  1,550円  +300 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ

DDグループ<3073>に物色人気集中。同社は複数の業態の飲食店を手掛けるが、脱コロナを追い風に足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。同社が前週末14日取引終了後に発表した24年2月期第1四半期決算は営業利益が11億400万円の黒字(前年同期は3億3700万円の赤字)と急改善した。増収効果に加え、コスト低減努力や、不採算店舗での各種施策及び当該店舗の業態変更などにより利益採算が向上、全体収益に反映された。これを受けて通期業績予想の修正も行い、営業利益は従来計画の15億2400万円から22億5000万円(前期比4.8倍)に大幅増額しており、これがポジティブサプライズとなって投資資金を呼び込んだ。

■エスエルディー <3223>  870円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値

エスエルディー<3223>が急騰。前週末14日の取引終了後、24年2月期単独業績予想について、売上高を32億1700万円から33億1200万円(前期比7.2%増)へ、営業利益を3400万円から5000万円(前期2億5600万円の赤字)へ、最終利益を4200万円から4800万円(同2億3800万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。飲食サービスで、アニメなどのキャラクターをモチーフにしたメニューを展開するコラボイベントを実施し、集客向上につながっていることが要因。また、コンテンツ企画サービスで、優良コンテンツを活用した常設コラボカフェ及び運営の受託をしているプロデュース案件も堅調に推移していることが寄与する。なお、同時に発表した第1四半期(3~5月)決算は、売上高9億4300万円(前年同期比28.8%増)、営業利益3600万円(前年同期8800万円の赤字)、最終利益3800万円(同4100万円の赤字)だった。

■サーバーワークス <4434>  3,660円  +575 円 (+18.6%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位

サーバーワークス<4434>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は14日取引終了後、24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比11.3%増の1億6500万円となり、通期計画3億7300万円に対する進捗率が44%超に達していることが好感されたようだ。売上高は同76.0%増の58億8700万円で着地。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)を中心としたクラウド基盤に関するコンサルティング、基盤構築・運用、クラウドサービスの機能強化、シェア獲得によるビジネスの拡大に尽力したことが奏功した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■BeeX <4270>  3,265円  +501 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

BeeX<4270>がストップ高。前週末14日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)単独決算が、売上高16億7700万円(前年同期比34.1%増)、営業利益1億5200万円(同63.7%増)、純利益1億400万円(同68.6%増)と大幅増益となったことが好感された。新規顧客の獲得や新規契約数の増加で、MSP事業やクラウドライセンスリセール事業などのストック要素が拡大。また、既存顧客からの追加案件の受注及び新規顧客の獲得もあってプロジェクト数が順調に積み上がり、クラウドインテグレーション事業も引き続き好調だった。24年2月期通期業績予想は、売上高69億1000万円(前期比20.0%増)、営業利益4億2700万円(同6.0%増)、純利益3億1100万円(同4.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■ベースフード <2936>  543円  +80 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値

ベースフード<2936>がストップ高。前週末14日の取引終了後に3~5月期(第1四半期)決算を発表し、売上高は37億3900万円、営業損益は3億8000万円の赤字だった。あわせて開示した決算説明資料によると、売上高、営業損益とも期初計画から大幅に上振れしたとされており、これを好感した買いが膨らんだ。自社ECやリテールチャネルの売り上げが大きく伸長。売上高は前年同期と比べ約7割増と急拡大した。説明資料では24年2月期通期の着地見込みについて、売上高170億円(期初予想160億7800万円)、営業損益6億円の赤字(同8億400万円の赤字)としている。

■アララ <4015>  569円  +80 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値

アララ<4015>が急速人気化。キャッシュレスサービスの導入支援業務を主力展開するが、バリューデザイン買収によるM&A効果が発現しトップラインの拡大が顕著となっている。14日取引終了後に発表した23年8月期第3四半期決算(22年9月~23年5月)は営業損益が1億700万円の黒字を確保し、対通期計画に対する進捗率が89%に達した。通期業績上振れの可能性があり、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。

■きずなホールディングス <7086>  1,907円  +268 円 (+16.4%)  本日終値

きずなホールディングス<7086>が大幅反発し、年初来高値を更新した。前週末14日の取引終了後に発表した24年5月期連結業績予想で、売上高126億8000万円(前期比20.4%増)、営業利益16億1000万円(同36.3%増)、純利益9億円(同28.4%増)と、大幅増収増益で3期連続営業最高益更新を見込むことが好感された。20ホールの新規出店を計画していることに加えて、拡大する家族葬需要を背景に葬儀件数は前期比11.7%増の1万3870件、コロナ禍の収束に伴う葬儀規模の回復やオリジナルプランの増加などで葬儀単価は前期比8.2%増の86万1000円と想定しており、これらが業績を牽引する。なお、23年5月期決算は、売上高105億3500万円(前の期比13.6%増)、営業利益11億8100万円(同10.2%増)、純利益7億円(同17.0%増)だった。

■ライトワークス <4267>  1,105円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

ライトワークス<4267>がストップ高。正午ごろに配当政策の基本方針の変更を発表しており、従来の「安定的な配当の継続」から「連結配当性向100%を目標と定め積極的な配当を実施」に変更。それに伴い、24年1月期の配当予想を期末一括10円から中間8円・期末24円の年32円(前期14円)にすると発表しており、これらを好感した買いが入った。

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