話題株ピックアップ【夕刊】(3):グッドパッチ、ジェイフロ、前沢工業

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2023年7月18日 15時15分

■グッドパッチ <7351>  1,120円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   本日終値

グッドパッチ<7351>がストップ高に買われ、年初来高値を更新した。前週末14日の取引終了後、23年8月期第3四半期累計(22年9月~23年5月)の連結決算を発表した。営業利益は前年同期比30.9%減の2億6400万円と減益となったものの、直近四半期の3~5月期では同3倍超の大幅な増益となった。通期計画に対する営業利益の進捗率は約88%に上り、堅調な業況を評価した買いが集まったようだ。第3四半期累計の売上高は同2.2%増の28億6900万円。3~5月期の売上高は四半期として過去最高となった。デザインパートナー事業でプロジェクトの継続に注力したほか、新規顧客の獲得もあって、デザイナーの稼働安定に寄与。例年稼働が低調となる第3四半期において、収益拡大につなげた。

■ジェイフロンティア <2934>  3,650円  +455 円 (+14.2%)  本日終値

ジェイフロンティア<2934>が大幅高。同社は14日取引終了後、24年5月期通期の連結業績予想を公表。営業損益は1億300万円の黒字(前期は18億1600万円の赤字)を見込んでいることが好材料視されたようだ。売上高は前期比22.3%増の205億9800万円となる見通し。オンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」の会員数の大幅な増加と、D2C事業における商品ラインアップの拡充などに注力するとしている。

■前澤工業 <6489>  890円  +105 円 (+13.4%)  本日終値

前澤工業<6489>が急反発し年初来高値を更新した。前週末14日の取引終了後に発表した24年5月期連結業績予想で、売上高355億円(前期比9.7%増)、営業利益36億円(同11.6%増)、純利益25億円(同5.0%減)と2ケタ営業増益を見込むことが好感された。引き続き老朽化した施設の更新・再構築需要などの取り込みに注力するほか、防災・減災、エネルギー問題などに対するソリューション営業を進めることで営業増益を見込む。なお、同時に発表した23年5月期決算は、売上高323億6900万円(前の期比4.7%増)、営業利益32億2600万円(同6.2%増)、純利益26億3000万円(同22.8%増)だった。あわせて、上限を40万株(発行済み株数の2.15%)、または3億6000万円とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されている。取得期間は7月19日から11月22日までで、取得した全株式は12月8日付で消却する予定としている。

■24セブン <7074>  375円  +44 円 (+13.3%)  本日終値

トゥエンティーフォーセブン<7074>が4営業日ぶりに反発。同社は14日取引終了後、23年11月期第2四半期累計(22年12月~23年5月)の単独決算を発表。営業損益が1億7900万円の赤字(前年同期は3億1200万円の赤字)に縮小したことが好材料視されたようだ。売上高は前年同期比23.2%減の16億9600万円となった。コロナによる影響長期化や消費者の行動変容、外的環境の変化などが減収につながった一方、コスト削減を目的とした全社横断プロジェクトの取り組みが損失額の減少に寄与した。なお、通期業績予想については引き続き非公表としている。

■ヨシムラHD <2884>  1,000円  +107 円 (+12.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位

ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>が急騰。前週末14日の取引終了後、24年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比44.3%増の115億8100万円、最終利益は同35.2%増の3億9300万円と大幅な増収増益となった。最終利益は第1四半期ながら通期計画に対する進捗率が約52%に上り、業績の上振れ期待が膨らんだようだ。M&Aにより新たに6社が加わった。製造事業においては国内では原材料価格の高騰を受け価格改定を行った効果が出たほか、海外ではコロナ禍を経て社会経済活動の規制が緩和されたことを背景に、ホテルや飲食店向けの販売が回復した。

■NEWART <7638>  1,754円  +179 円 (+11.4%)  本日終値

NEW ART HOLDINGS<7638>が切り返し急。18日、配当予想の修正を発表した。これまで70円としていた24年3月期の年間配当予想を、前期と横ばいの100円に30円増額しており、これをポジティブ視した買いが集まったようだ。ブライダルジュエリーなどの基幹事業が堅調に推移しており、第2四半期決算発表後に予定していた感謝特別配当を同日開催の取締役会において決議。前倒しで発表することにしたという。

■明治機械 <6334>  408円  +39 円 (+10.6%)  本日終値

明治機械<6334>が大幅反発。前週末14日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。上限を34万株(発行済み株数の2.99%)、または1億円としており、取得期間は23年7月19日から24年3月29日まで。資本効率の向上と株主への利益還元の拡大を図りつつ、今後の環境変化に備えて資本政策の対応力を強化し、柔軟性を確保するのが狙いとしている。

■Hamee <3134>  1,015円  +93 円 (+10.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位

Hamee<3134>は急反発した。前週末14日、連結子会社でEC支援・SaaS事業などを展開するNEのスピンオフと同社の上場準備を始めると発表。これを材料視した買いが集まった。Hameeの株主に対し、NEの株式を現物配当により交付する予定。売買機会を確保するため東証の上場承認を得ることをスピンオフの条件とする。スピンオフ後、Hameeの株主は同社株とNE株の2銘柄の上場株式を保有することになる。スピンオフ及び上場時期などの詳細は未定。業績への影響を含め、開示すべき事由が発生した際には速やかに開示するとした。なお、日証金は14日、Hameeの株式について18日約定分から、制度信用取引の新規売りおよび買いの現引きに伴う貸借取引の申し込み停止措置を実施すると発表した。弁済繰り延べ期限が到来した買いの現引きは除く。

■ビイングHD <9145>  2,335円  +180 円 (+8.4%)  本日終値

ビーイングホールディングス<9145>が大幅反発。前週末14日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が従来予想の115億円から122億9000万円(前年同期比14.1%増)へ、営業利益が5億2000万円から7億2000万円(同66.3%増)へ、純利益が3億円から4億2000万円(同43.8%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。既存拠点における新規業務の開始や前期に稼働した7拠点の安定稼働などで順調に事業が拡大したことが牽引した。また、自社開発の生産性管理システムや配送業務の合理化への取り組みなどの原価コントロールを徹底したことも寄与した

■エッチ・ケー・エス <7219>  2,127円  +155 円 (+7.9%)  本日終値

エッチ・ケー・エス<7219>が急伸。前週末14日の取引終了後、23年8月期第3四半期累計(22年9月~23年5月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想と年間配当予想を上方修正した。加えて、創立50周年を記念した株主優待の実施も開示しており、これらを好感した買いが入ったようだ。今期の売上高の見通しを90億円から91億8000万円(前期比6.4%増)、営業利益の見通しを4億5000万円から5億5000万円(同3.3%増)に見直した。営業利益は減益予想から一転して増益を見込む。マフラーやサスペンションを中心にアフターマーケット向けの売上高が伸長しており、業績予想に反映した。年間配当予想は普通配当50円、記念配当30円をあわせた80円に見直した。これまでは普通配当36円と記念配当14円をあわせ、前期と横ばいの50円の計画だった。株主優待では、23年8月31日時点の株主名簿に記載または記録された保有株式数100株以上の株主に、対象店舗において同社の商品購入時に利用できる優待割引券を贈呈する。

●ストップ高銘柄

TAKISAWA <6121>  2,387円  +400 円 (+20.1%) ストップ高   本日終値

ARアドバン <5578>  3,460円  +500 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値

など、9銘柄

●ストップ安銘柄

GRCS <9250>  2,765円  -700 円 (-20.2%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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