邦チタが上期営業利益予想を上方修正
東邦チタニウム<5727>がこの日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を11億円から12億円(前年同期比79.4%減)へ上方修正した。
THC触媒及び超微粉ニッケルが中国の景気減速から販売量が減少し売上高は382億円から377億円(同3.1%減)へ下方修正したが、為替の円安進行により利益は上振れる見通し。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高832億円(前期比3.5%増)、営業利益46億円(同57.0%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高161億5500万円(前年同期比19.5%減)、営業利益6億7800万円(同74.1%減)だった。金属チタンの販売は堅調に推移したものの、触媒・化学品事業が海外の景気低迷長期化により低調に推移したほか、輸入原材料・副資材コストの高止まりも利益を圧迫した。