「銀行」が5位、YCC柔軟化の効果とメガバンクの決算に関心<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「銀行」が5位にランクインしている。
企業の決算発表が本格化するなか、今週はメガバンク3社の4~6月期決算にマーケットの関心が高い。前日7月31日の取引終了後に三井住友フィナンシャルグループ<8316>とみずほフィナンシャルグループ<8411>の決算が発表されたが、両社の最終利益は明暗を分ける形となった。
三井住友FGの4~6月期最終利益は前年同期比2%減の2480億1600万円と小幅ながら減少した一方、みずほFGは同54%増の2451億9200万円と大幅な伸びを示した。前者は与信関係の費用が増えたのに対し、後者は与信関係費用の戻り益が反映された。これを受けて三井住友FGは2%超の下落となったが、みずほFGは1%以上の上昇をみせている。きょうは取引終了後に三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>の決算が予定されており、この内容にも注目が集まるところ。
なお、日銀が大規模金融緩和政策の修正に動き始めたことから、収益環境はメガバンクだけでなく地銀も含めて以前より改善が期待される状況にある。前週の日銀金融政策決定会合でイールドカーブ・コントロール(YCC)運用の柔軟化を決定したことを受け長期金利は上昇傾向にあり、金融政策の正常化を先取りする買いが観測される。