「ペロブスカイト太陽電池」が11位、パナHD「発電するガラス」実証開始<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ペロブスカイト太陽電池」が11位に浮上している。
パナソニック ホールディングス<6752>は8月31日、世界初の「ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池」の試作品を開発し、技術検証を含めた1年以上にわたる長期実証実験を開始したと発表した。ガラス基板上に発電層を直接形成した「発電するガラス」として、さまざまな建築物への利用を目指す。報道によると、5年以内に量産化を始める方針と伝わっている。
ペロブスカイト太陽電池は従来の太陽光パネルと比べ軽くて薄く、折り曲げることができるため、これまで設置が難しかった建物の壁面や重量制限のある屋上などさまざまな場所に設置することが可能だ。世界的に技術開発の動きが活発化しており、国内ではパナHDのほか積水化学工業<4204>、東芝<6502>などが取り組みを進めている。実用化への期待が膨らむなか、株式市場では注目の投資テーマとして継続的に視線を集めている。
関連銘柄としては前述の企業に加え、アイシン<7259>、カネカ<4118>、ホシデン<6804>などが挙げられる。中小型株では伊勢化学工業<4107>やK&Oエナジーグループ<1663>、フジプレアム<4237>などをマークしておきたい。