カナレ電気が大幅続伸、第3四半期営業利益51%増
カナレ電気<5819>が大幅続伸している。前週末27日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高90億4000万円(前年同期比11.2%増)、営業利益11億1900万円(同51.2%増)、純利益8億4800万円(同57.7%増)と大幅増益だったことが好感されている。
放送市場でNHK放送センター建て替え工事案件で部材納入が始まり、地方放送局やラジオ放送局のシステム更新物件が継続していることや、電設市場で男子プロバスケットボール用アリーナ大型映像システム向け販売が堅調だったことが牽引した。また米国の放送市場で4K制作設備の更新物件が継続し、システムインテグレータやディーラー向け納入が堅調に推移したことも寄与した。
なお、23年12月期通期業績予想は、売上高116億9500万円(前期比4.8%増)、営業利益11億8000万円(同0.3%増)、純利益9億1000万円(同4.8%増)の従来見通しを据え置いている。