【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、欧米株高を受け半導体株中心に買い優勢 (11月2日)

市況
2023年11月2日 17時45分

日経平均株価

始値  31987.02

高値  32087.13(09:38)

安値  31878.36(12:30)

大引け 31949.89(前日比 +348.24 、 +1.10% )

売買高  17億7007万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆5738億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日続伸、一時3万2000円台を回復

2.米株市場はFOMC通過後に上昇、買い安心感強まる

3.空売り買い戻し続き、全体相場を押し上げる展開に

4.半導体関連株が軒並み高、投資家心理が強気に傾く

5.後場はやや伸び悩む、値上がり銘柄数は5割強程度

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比221ドル高と3日続伸した。FRB議長の発言などを受けて米長期金利が低下し、ハイテク株などを中心に買いが優勢となった。

東京市場では、主力株をはじめリスク選好の地合いが続き、日経平均株価は続伸した。一時3万2000円台を回復する場面があった。

2日の東京市場は終始買い優勢の展開で、日経平均は一時450円以上の上昇をみせ3万2000円台を回復する場面もあった。前日の欧州株市場で主要国の株価指数が総じて高かったほか、米国株市場でもFRBが今回のFOMCで金利の据え置きを決定、これを好感する形でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに続伸歩調となった。欧米株高を受け、東京市場でも朝方から空売り筋の買い戻しが全体相場を押し上げる形に。半導体関連株が軒並み買われ、市場のセンチメントを強気に傾けた。ただ、3連休前ということもあり上値では目先筋の手仕舞い売りも観測され、終値では3万2000円台に届かなかった。プライム市場の売買代金は今週に入って商い活況の日が続いており、本日もやや減少傾向とはいえ4兆5700億円台と高水準だった。ただ、値上がり銘柄数は全体の53%を占めるにとどまった。

個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>といった半導体主力株が軒並み高。トヨタ自動車<7203>が大商いで続伸、キーエンス<6861>も買われた。オリエンタルランド<4661>、ファーストリテイリング<9983>が堅調、ニデック<6594>も上昇した。デクセリアルズ<4980>が値上がり率首位に買われたほか、インフォマート<2492>、オルガノ<6368>が値を飛ばし、ぐるなび<2440>も大幅高。サイバーエージェント<4751>も物色人気。

半面、三菱商事<8058>は商いを膨らませながらも大きく売りが優勢となった。日本製鉄<5401>が安く、SUBARU<7270>も下値を探った。オリックス<8591>、三菱重工業<7011>が売られ、日立製作所<6501>も軟調。テイカ<4027>が急落、ヤマハ<7951>、TIS<3626>、ケーズホールディングス<8282>なども大きく値を下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、信越化 <4063>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約261円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、アステラス <4503>、ヤマハ <7951>、三菱商 <8058>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約62円。

東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)サービス業、(2)電気・ガス業、(3)空運業、(4)電気機器、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)その他金融業、(3)パルプ・紙、(4)鉱業、(5)海運業。

■個別材料株

△ぐるなび <2440> [東証P]

7-9月期最終黒字を確保。

△あじかん <2907> [東証S]

今期純利益3.6倍に引き上げ。

△rakumo <4060> [東証G]

企業向けグループウェア製品の一部を値上げへ。

△デクセリ <4980> [東証P]

7-9月期営業益は前四半期比2.1倍。

△KeePer <6036> [東証P]

10月既存店増収継続と「ダイヤモンドキーパー」回復を好感。

△オルガノ <6368> [東証P]

4-9月期営業利益21%増。

△日本プラスト <7291> [東証S]

今期経常を3.8倍上方修正、配当も2.5円増額。

△三菱食品 <7451> [東証S]

今3月期営業24%増益に上方修正し配当も大幅増額。

△愛時計 <7723> [東証P]

今期経常を一転2%増益に上方修正・最高益、配当も10円増額。

△マイクロアド <9553> [東証G]

「conel人材採用パッケージ」の提供開始へ。

▼テイカ <4027> [東証P]

今期経常を一転43%減益に下方修正。

▼ヤマハ <7951> [東証P]

今期業績予想を下方修正。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)デクセリ <4980>、(2)インフォMT <2492>、(3)オルガノ <6368>、(4)ぐるなび <2440>、(5)ダイセル <4202>、(6)アドテスト <6857>、(7)KeePer <6036>、(8)愛時計 <7723>、(9)ワコム <6727>、(10)Appier <4180>

値下がり率上位10傑は(1)テイカ <4027>、(2)ヤマハ <7951>、(3)飯野海 <9119>、(4)TIS <3626>、(5)ケーズHD <8282>、(6)オリックス <8591>、(7)ヨシムラHD <2884>、(8)レンゴー <3941>、(9)レック <7874>、(10)アステラス <4503>

【大引け】

日経平均は前日比348.24円(1.10%)高の3万1949.89円。TOPIXは前日比11.71(0.51%)高の2322.39。出来高は概算で17億7007万株。東証プライムの値上がり銘柄数は882、値下がり銘柄数は722となった。東証マザーズ指数は663.86ポイント(21.80ポイント高)。

[2023年11月2日]

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