伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (11月7日記)
日経平均株価の昨日の高値3万2766円付近の値位置(3万2500円前後)は、6月19日以降のジグザグの下げの流れの中で、上値、下値の目安になり、市場参加者に意識されてきた場所です。
そのため、本日の価格が反落すると、これまでの勢いの強い上昇の流れが終息して、下値を試す動きへ入る可能性を考えておく必要が出てきます。
弱気の展開になる場合、本日は寄り付き後、価格が上昇しても3万2766円へ接近することなく上値を抑えられて昨日の安値3万2395円以下へ下げる公算です。
現在が勢いの強い上昇を継続中なら、本日は価格が下げても3万2395円を前に下値を支えられる動きになると考えられます。
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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