【↑】日経平均 大引け| 小幅反発、朝高も戻り売りに押され値を消す (11月13日)

市況
2023年11月13日 18時14分

日経平均株価

始値  32818.15

高値  32913.31(09:06)

安値  32499.28(14:06)

大引け 32585.11(前日比 +17.00 、 +0.05% )

売買高  14億7989万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆7410億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅反発、米株高好感も朝高後値を消す

2.前週末の米株市場はハイテク株中心に買われ大幅高

3.為替市場で円安方向に振れたが輸出株の上値は重い

4.業種別は倉庫や保険、電力など内需株の上昇目立つ

5.値下がり銘柄数が値上がり上回り、TOPIXは小幅安

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは前日比391ドル高と3日ぶりに反発した。追加利上げを巡る警戒感が緩和されハイテク株中心に買いが優勢となった。

週明けの東京市場では、日経平均株価は朝方高く始まったが、その後は戻り売りに押された。大引けは小幅プラス圏で着地したが、TOPIXはわずかながら下落した。

13日の東京市場は、朝方はリスク選好の地合いで日経平均は300円以上の上昇をみせたが、その後は戻り売りを浴び上値の重い展開だった。結局、終値では小高く引けたものの後場はマイナス圏で推移する時間帯が長かった。前週末の米国株市場では米10年債利回りの上昇一服などを好感してハイテク株中心に買いが入り、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高に買われた。これを受けて東京市場でも市場センチメントが強気に傾いたものの、買い戻し一巡後は上値を買い進む動きが見られなかった。外国為替市場で円安に振れたことはポジティブ材料だが、輸出セクターを積極的に買う動きにはつながらなかった。むしろ業種別騰落では倉庫や保険、電力株など内需株に買われるものが目立った。

個別では、東京エレクトロン<8035>が商いを伴い上昇したほか、ディスコ<6146>やアドバンテスト<6857>も終始買いが優勢だった。また、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクがしっかり。任天堂<7974>が高く、日立製作所<6501>なども値を上げた。ゼンショーホールディングス<7550>が出来高を膨らませ急騰。ベネッセホールディングス<9783>がストップ高に買われ、住友ゴム工業<5110>も大幅高、ブレインパッド<3655>も値を飛ばした。三井金属<5706>も大きく上値を伸ばした。

半面、資生堂<4911>がストップ安となった。また、東邦亜鉛<5707>も値幅制限いっぱいに売り込まれ値下がり率のトップ。三菱商事<8058>、リクルートホールディングス<6098>などが軟調、三菱重工業<7011>も下落した。このほか、イーレックス<9517>、ゲオホールディングス<2681>などが急落、日産化学<4021>も大きく値を下げている。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、TDK <6762>、アドテスト <6857>、セコム <9735>、アサヒ <2502>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約88円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は資生堂 <4911>、日産化 <4021>、ニトリHD <9843>、ソニーG <6758>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約77円。

東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)倉庫運輸関連、(2)ゴム製品、(3)保険業、(4)その他製品、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)化学、(2)海運業、(3)建設業、(4)サービス業、(5)空運業。

■個別材料株

△ブレインP <3655> [東証P]

第1四半期48%営業増益。

△ピーエイ <4766> [東証S]

1-9月期経常利益は通期計画を超過し株主優待制度の拡充を発表。

△日ダイナミク <4783> [東証S]

上期75%営業増益。

△住友ゴ <5110> [東証P]

今12月期営業益増額で3倍化し大幅増配も好感。

△大泉製 <6618> [東証G]

フェローテクが1株1300円でTOB実施へ。

△ユニバンス <7254> [東証S]

今期業績・配当予想の上方修正。

△IJTT <7315> [東証S]

ファンドによるTOB価格812円にサヤ寄せ。

△ニチリョク <7578> [東証S]

上期営業損益が大幅黒字転換。

△ムトー精工 <7927> [東証S]

上期経常が38%増益で着地・7-9月期も37%増益。

△日住 <8854> [東証S]

MBO発表でTOB価格2270円にサヤ寄せ。

▼東邦鉛 <5707> [東証P]

今期一転最終赤字に転落。

▼GCジョイコ <6249> [東証S]

新株予約権発行で希薄化警戒。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ベネッセHD <9783>、(2)住友ゴ <5110>、(3)ブレインP <3655>、(4)富士石油 <5017>、(5)レオパレス <8848>、(6)レオン <6272>、(7)メック <4971>、(8)Lドリンク <2585>、(9)Vテク <7717>、(10)三井金 <5706>

値下がり率上位10傑は(1)東邦鉛 <5707>、(2)資生堂 <4911>、(3)イーレックス <9517>、(4)マーケットE <3135>、(5)ホソミクロン <6277>、(6)ゲオHD <2681>、(7)アイピーエス <4390>、(8)KeePer <6036>、(9)日産化 <4021>、(10)アジアパイル <5288>

【大引け】

日経平均は前日比17.00円(0.05%)高の3万2585.11円。TOPIXは前日比0.10(0.00%)安の2336.62。出来高は概算で14億7989万株。東証プライムの値上がり銘柄数は608、値下がり銘柄数は1000となった。東証グロース250指数は678.06ポイント(1.10ポイント安)。

[2023年11月13日]

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