テクニスコ急騰、半導体レーザーやパワー半導体向けでヒートシンクの需要獲得本格化へ
テクニスコ<2962>が急騰、一時10.6%高と値を飛ばし25日・75日移動平均線を一気に上抜く場面があった。株価はきょうで4連騰と底値離脱を鮮明としてきた。今年7月26日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、ヒートシンク(放熱板)製品の製造販売を手掛け、高い商品クオリティを武器に高出力半導体レーザー装置やパワー半導体向けなどで高水準の需要を獲得、中期的にも商機拡大の公算が大きい。足もとの業績も今期は急回復が見込まれており、24年6月期は営業利益段階で前期比56%増の4億2700万円と急拡大予想にある。半導体関連の中小型株に物色の矛先が向かうなか、同関連の出遅れとして投資資金が攻勢をかけている。