10万円以下で買える、高ROE&低PBR 23社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには注意が必要だ。また、赤字決算や無配の企業が数多くあることにも留意したい。
東証プライム上場企業では298銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。また、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値とされる1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)予想ROEが8%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる23社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、PBR、最低投資金額は24日現在)
なお、26日(日)16時00分に「10万円以下で買える、高ROE&低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 予想
コード 銘柄 金額 ROE PBR
<5074> テスHD 44700 8.98 0.76
<8897> ミラースHD 46500 14.31 0.86
<7211> 三菱自 49640 15.62 0.82
<7593> VTHD 52500 11.13 0.86
<7888> 三光合成 55100 8.81 0.64
<2975> スターマイカ 60700 13.17 0.89
<8860> フジ住 68700 8.27 0.51
<9274> KPPGHD 69400 13.40 0.64
<9505> 北陸電 72780 10.25 0.52
<1332> ニッスイ 73120 9.00 0.95
<3978> マクロミル 73200 8.62 0.75
<7347> マーキュリア 77100 10.39 0.91
<7241> フタバ 82000 9.25 0.68
<7280> ミツバ 84200 9.38 0.44
<8070> 東京産 84900 8.59 0.79
<7762> シチズン 87100 8.88 0.90
<9506> 東北電 92970 19.56 0.65
<8005> スクロール 93400 10.82 0.97
<3289> 東急不HD 95160 8.70 0.92
<9788> ナック 97500 10.08 0.96
<8007> 高島 98200 8.24 0.85
<9504> 中国電 99240 18.57 0.61
<9508> 九州電 99370 15.21 0.98
※単位はROEが%、PBRが倍、最低投資金額が円。
※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
※今期最終赤字、無配の企業は除いた。
株探ニュース