話題株ピックアップ【夕刊】(3):サンテック、リスモン、ヘッドウォ
■サンテック <1960> 759円 +58 円 (+8.3%) 本日終値
サンテック<1960>が大幅高となり、年初来高値を更新した。6日の取引終了後、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」に関して発表。政策保有株式の売却を進めて効率的な投資につなげる方針とともに、「『当期純利益の範囲内において株主還元原則100%』という従来の考え方から脱却し、自己株式の取得と配当還元により、株主還元を行う」と表記した。今回の開示が株価純資産倍率(PBR)0.41倍で、配当利回りが足もと4%近辺にある同社株への関心を引く契機となり、買いを誘う格好となったようだ。
■リスクモンスター <3768> 504円 +37 円 (+7.9%) 本日終値
リスクモンスター<3768>が急反発。6日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を21万株(発行済み株数の2.78%)、または1億円としており、取得期間は12月7日から来年2月29日まで。機動的な資本政策を実施することで資本効率の向上を図り、株主への利益還元を実現することが目的としており、発行株式総数の適正化という観点から、今後自社株の一部を消却する予定としている。
■ヘッドウォータース <4011> 9,560円 +260 円 (+2.8%) 本日終値
ヘッドウォータース<4011>が大幅高、一時7%高と値を飛ばし9950円まで駆け上がり、11月22日ザラ場以来となる1万円大台乗せを視野にとらえる場面があった。AIソリューション事業では企業の経営課題をAIシステム開発を通じて解決に導くほか、業務分析及び保守・運用などにもワンストップで対応する。業績も好調で日本マイクロソフトとのアライアンス戦略が功を奏し、トップラインの伸びに反映させている。23年12月期の売上高は前期比47%増の23億2000万円と過去最高を大幅更新見込みにある。また、同社は米エヌビディア<NVDA>のAIスタートアップ支援プログラムのパートナー企業に認定されており、エヌビディア関連株の一角としてもマーケットの関心が高い。そうしたなか、6日取引終了後、「産業用メタバース活用支援ソリューション」を「NVIDIA Omniverse」とシーメンスの産業用高性能パソコンに新たに対応させたことを発表、これが足もとの株高を後押ししている形だ。
■あさくま <7678> 2,055円 +41 円 (+2.0%) 本日終値
あさくま<7678>が高値を更新した。6日の取引終了後、11月度の直営の既存店売上高が前年同月比20.8%増となったと発表。増収基調の継続を好感した買いが入ったようだ。伸び率は9月(21.6%)以来の高さとなった。全店売上高は同23.8%増と、伸び率は8月(26.2%)以来の水準。11月の直営店舗数は71店舗と、前月から1店舗増えた。
■ワイヤレスゲート <9419> 226円 -22 円 (-8.9%) 本日終値
ワイヤレスゲート<9419>が急落。東京証券取引所が6日の取引終了後、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を7日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を実施すると発表。信用取引による取引負担の増加により、個人投資家からの資金流入が細るとの警戒感から売られたようだ。日本証券金融も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を7日売買分から50%(同20%)にすると発表した。
■タメニー <6181> 113円 -11 円 (-8.9%) 本日終値
タメニー<6181>は反落。同社は6日の取引終了後、一部報道に対するコメントを発表。東京都が2024年度にマッチングアプリを提供し、運営を民間企業に委託する予定との報道に関し、会社側は9月28日付リリース「東京都『結婚支援マッチング事業支援業務』の事業プロモーターである株式会社日本旅行が当社を実施事業会社として選定!」で記載している婚活支援業務(交流イベント、AIによるマッチング、WEBによる個別相談など)に含まれていることは「事実」とした。日本経済新聞電子版が5日、「東京都は2024年度にマッチングアプリの提供を始める」と報じていた。これを手掛かりに同社株には足もと思惑的な物色が向かっていたが、前日大幅高の反動できょうは売られている。
■ハウテレビジョン <7064> 3,540円 -65 円 (-1.8%) 本日終値
ハウテレビジョン<7064>が続落した。同社は6日の取引終了後、24年1月期第3四半期累計(2~10月)の単体決算を発表。売上高は前年同期比23.8%増の13億5100万円、最終利益は同5.8%増の2億200万円となった。直近3カ月間となる8~10月期でも前年同期と比べ増収増益となったが、前四半期(5~7月)との比較では売上高と利益は減少しており、これをネガティブ視した売りに押されたようだ。株価は一時9%を超す下げとなったが、8~10月期として売上高と利益は過去最高だったといい、75日移動平均線を下回った価格帯では押し目買いが入り下げ渋った。
■アイモバイル <6535> 451円 -7 円 (-1.5%) 本日終値
アイモバイル<6535>は後場に入って一時プラス圏に浮上した。正午ごろに8~10月期決算を発表し、売上高は前年同期比2.4倍の59億1000万円、営業利益は同3.6倍の19億9800万円だった。好決算だったものの、株価への反応は限定的となった。ふるさと納税制度を活用した海産物支援寄付の広がりや総務省による制度見直しを背景に、ふるさと納税市場に特需が発生。これを追い風に主力のふるさと納税事業「ふるなび」が想定を上回る伸びとなり、業績を押し上げた。なお、通期の増収増益見通しに変更はない。
●ストップ高銘柄
住石ホールディングス <1514> 1,051円 +150 円 (+16.7%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
ピクセラ <6731> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
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株探ニュース