日本マイクロが逆行高、半導体検査器具で世界首位級の実力評価
日本マイクロニクス<6871>が全体波乱相場のなか強さを発揮、一時195円高と値を飛ばし、3700円台に乗せる場面があった。プローブカードなど半導体検査器具の大手メーカーで、メモリー向けでは世界トップシェアを誇る。前日の米国株市場では半導体関連株が軒並み買われる展開となったが、きょうの東京市場でも日経平均が600円を超える下げに見舞われるなか、半導体主力株の一角は下値抵抗力を発揮している。そのなか、同社は売上高の約8割を海外で占めており、特に韓国や台湾向けなどで実績が高い。「半導体向けを主力とする超純水装置メーカーで韓国や台湾向けで需要を開拓し業績と株価を変貌させた野村マイクロ・サイエンス<6254>の連想が働いている」(中堅証券ストラテジスト)という声も聞かれる。