本日注目すべき【好決算】銘柄 山岡家、ギグワークス、ＧＡテクノ (11日大引け後 発表分)

12月11日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

山岡家 <3399> [東証Ｓ]　　★今期経常を76％上方修正・最高益予想を上乗せ

◆24年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の10.5億円→18.5億円に76.2％上方修正。増益率が80.4％増→3.2倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。コロナ禍の収束に伴う人流増加を背景に、来店客数の大幅な増加が続いていることが要因。コスト管理と業務効率化の進展に加え、繁忙期の12月と1月における値上げ効果(10月に実施)も織り込んだ。

ギグワークス <2375> [東証Ｓ]　　★今期最終は黒字浮上で1円増配、秋元康氏と合弁設立へ

◆23年10月期の連結最終損益は7.1億円の赤字(前の期は2.3億円の黒字)に転落して着地。続く24年10月期は0.8億円の黒字に回復する見通しとなった。今期は販売支援業務やIT機器設置業務といったフィールドサービスの厳しい状況が継続する一方、通販市場の成長や企業のDX化などを背景にコンタクトセンターサービスの底堅い需要を想定するほか、システムソリューション事業やシェアリングエコノミー事業の堅調な推移を見込む。

同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を4円実施するとし、今期も前期比1円増の5円に増配する方針とした。

そのほか、秋元康氏らとライブエンタメ事業の合弁会社を設立すると発表。

ＧＡテクノ <3491> [東証Ｇ]　　★今期最終は67％増で2期連続最高益更新へ

◆23年10月期の連結最終利益は前の期比2.6倍の10.1億円に伸びて着地。続く24年10月期も前期比67.3％増の16.9億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のRENOSYマーケットプレイス事業、ITANDI事業ともに高成長が継続し、20.2％の大幅増収を見込む。

併せて、子会社イタンジが売買仲介会社向けの不動産営業支援SaaSを開発・運営するHousmartの全株式を取得し子会社化すると発表。

ジェイリース <7187> [東証Ｐ]　　★今期配当を10円増額修正

◆24年3月期の年間配当を従来計画の70円→80円(前期は60円)に増額修正した。今後の業績推移などを踏まえ、配当性向の水準を従来の30％程度→40％程度に引き上げることが増額の背景。配当利回りは4.50％に上昇。

トーホー <8142> [東証Ｐ]　　★今期経常を22％上方修正・最高益予想を上乗せ

◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の65億円→79億円に21.5％上方修正。増益率が67.7％増→2.0倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。業務用食品卸売事業を中心に売上高が堅調に推移する中、プライベートブランド商品の販売強化やフードソリューション事業の利益率改善が寄与する。また、仕入価格上昇への対応が想定より順調に進んだことやコストコントロール効果なども上振れの要因となる。

株探ニュース