【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、薄商いのなか半導体関連が買われる (12月25日)

市況
2023年12月25日 16時14分

日経平均株価

始値  33414.51

高値  33414.51(09:00)

安値  33221.57(13:40)

大引け 33254.03(前日比 +84.98 、 +0.26% )

売買高  9億5278万株 (東証プライム概算)

売買代金 2兆4958億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は84円高と小幅続伸、薄商いのなか底堅く推移する

2.先週末22日のNYダウは反落もナスダック指数は続伸する

3.今晩の主な海外市場はクリスマスの休場で様子見姿勢強まる

4.レーザーテクや東エレク、ディスコといった半導体関連は堅調

5.郵船や川崎汽などの海運株は運賃上昇の思惑が後退し急落

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは前日比18ドル安と小反落した。通期の業績予想を引き下げたナイキ<NKE>が急落し指数を押し下げた。

週明けの東京市場では、日経平均株価は小幅続伸。海外の主要市場はクリスマス休暇で、様子見姿勢が強まるなかハイテク株などが底堅く推移した。

前週末22日の米株式市場では、NYダウが小幅に反落したものの、ハイテク株は堅調でナスダック指数は上昇した。これを受け、東京市場も朝方は買いが先行する展開となり、日経平均は一時200円を超える上昇となった。しかし、今晩は海外の主要市場はクリスマスの祝日で休場となるなか、市場参加者は限られ全体相場は薄商いだった。半導体関連株などが底堅く推移したが、海運株が急落したことも警戒された。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が高く、ソシオネクスト<6526>やルネサスエレクトロニクス<6723>が堅調。ソニーグループ<6758>や村田製作所<6981>がしっかり。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が値を上げた。トヨタ自動車<7203>や三菱重工業<7011>、武田薬品工業<4502>が買われ、オリエンタルランド<4661>やニトリホールディングス<9843>が上昇した。

半面、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>、商船三井<9104>といった海運株は運賃上昇の思惑後退で急落。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も軟調だった。東京電力ホールディングス<9501>や資生堂<4911>、スズキ<7269>も売られた。日本製鉄<5401>や三菱ケミカルグループ<4188>、日産自動車<7201>、楽天グループ<4755>も値を下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、NTTデータ <9613>、レーザーテク <6920>、東エレク <8035>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約77円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、オリンパス <7733>、川崎汽 <9107>、信越化 <4063>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約42円。

東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)精密機器、(3)医薬品、(4)食料品、(5)機械。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)鉄鋼、(4)倉庫運輸関連、(5)証券商品先物。

■個別材料株

△メルディアDC <1739> [東証G]

プレサンス <3254> によるTOB価格にサヤ寄せ。

△Fブラザーズ <3454> [東証S]

物件売却進み23年11月期業績は計画上振れで着地。

△マリオン <3494> [東証S]

1月31日を基準日に1株を5株に株式分割へ。

△ネクソン <3659> [東証P]

「THE FINALS」累計プレイヤー数1000万人突破。

△バンクオブイ <4393> [東証G]

14万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△QPS研究所 <5595> [東証G]

政府が宇宙基本計画工程表を改定。

△伊勢化 <4107> [東証S]

23年12月期利益及び配当予想を上方修正。

△三井海洋 <6269> [東証P]

今期純利益2.6倍に上方修正。

△三井E&S <7003> [東証P]

持ち分法投資利益増加で24年3月期最終利益予想を上方修正。

△ジェイック <7073> [東証G]

「就活AI」での新機能追加を手掛かり視。

▼フュトレック <2468> [東証S]

24年3月期業績予想を赤字幅拡大へ下方修正。

▼北越コーポ <3865> [東証P]

買収防衛策の発動による潜在的な希薄化リスクを警戒。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三井海洋 <6269>、(2)三井E&S <7003>、(3)霞ヶ関C <3498>、(4)ギフティ <4449>、(5)セック <3741>、(6)Ubicom <3937>、(7)ネクソン <3659>、(8)藤田観 <9722>、(9)化工機 <6331>、(10)能美防災 <6744>

値下がり率上位10傑は(1)北越コーポ <3865>、(2)Jディスプレ <6740>、(3)川崎汽 <9107>、(4)北越工 <6364>、(5)LINK&M <2170>、(6)郵船 <9101>、(7)アンビスHD <7071>、(8)商船三井 <9104>、(9)ユナイテド海 <9110>、(10)セルソース <4880>

【大引け】

日経平均は前日比84.98円(0.26%)高の3万3254.03円。TOPIXは前日比0.97(0.04%)高の2337.40。出来高は概算で9億5278万株。東証プライムの値上がり銘柄数は632、値下がり銘柄数は984となった。東証グロース250指数は673.93ポイント(3.81ポイント安)。

[2023年12月25日]

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