東京株式(前引け)=反発、一時600円超上昇もその後伸び悩む
17日前引けの日経平均株価は前営業日比191円17銭高の3万5810円35銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は10億5130万株、売買代金概算は2兆9338億円。値上がり銘柄数は1107、対して値下がり銘柄数は490、変わらずは60銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は朝方から買い優勢の展開で、日経平均は一時600円以上も上昇する場面があった。前日の米国株市場は長期金利上昇を嫌気して軟調だったが、外国為替市場で急速に円安が進行したことが全体株価に浮揚力を与える形となっている。海外勢とみられる買いが高水準で、先物主導で3万6000円台を回復したが、その後は手仕舞い売りで急速に伸び悩んだ。前引け時点での日足チャートは陰線となっている。売買代金は2兆9000億円台と大きく膨らんだ。
個別ではレーザーテック<6920>が大商いで大幅高に買われたほか、東京エレクトロン<8035>も堅調、ソフトバンクグループ<9984>も買いが優勢だった。商船三井<9104>が高く、三菱商事<8058>も物色された。さくらインターネット<3778>が連日の急騰、大真空<6962>なども値を飛ばした。半面、東京電力ホールディングス<9501>が軟調、信越化学工業<4063>も売りに押された。任天堂<7974>も冴えない。三菱重工業<7011>も値を下げた。ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が急落、ヤマエグループホールディングス<7130>も大幅安。