話題株ピックアップ【夕刊】(3):ヌーラボ、協立電機、メイホーHD

注目
2024年1月17日 15時19分

■ヌーラボ <5033>  1,245円  +113 円 (+10.0%)  本日終値

ヌーラボ<5033>が急動意、6日ぶりに大陽線で切り返し一時13%を超える大幅高で1286円まで上値を伸ばす場面があった。昨年大納会につけた戻り高値1255円をクリアし、11月末の上場来高値1328円も視界に入ってきた。法人向け管理ツールやチャットツールを活用した業務円滑化支援ビジネスを展開する。主力を担うのは、プロジェクト管理ツール「Backlog」で需要獲得が順調に進んでいるが、生成AIを使った高付加価値化にも努め、値上げ効果なども発現して収益は急拡大局面にある。24年3月期は営業利益段階で前期比3.2倍の3億2600万円を見込んでいる。

■協立電機 <6874>  3,650円  +215 円 (+6.3%)  本日終値

協立電機<6874>が急伸。16日の取引終了後、経済産業省の「DX認定事業者」に認定されたと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する自主的な取り組みを促すのを目的とする認定制度で、デジタル技術による社会変革を踏まえた経営ビジョンの策定・公表といったデジタルガバナンス・コードの基本的事項に対応する企業として認定されたという。認定期間は1月1日から2年間。

■メイホーHD <7369>  2,709円  +157 円 (+6.2%)  本日終値

メイホーホールディングス<7369>が高い。17日午後1時、子会社のメイホーアティーボが人材派遣事業を展開する企業を傘下に持つイギアルホールディングス(東京都渋谷区)の株式を取得すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。イギアルホールディングス子会社であるレゾナゲートの人材派遣事業におけるマネジメントシステムと、メイホーHDグループが持つ営業基盤を組み合わせ、事業の発展を目指す。業績への影響は現在精査中とし、開示が必要となった場合には速やかに公表するとした。

■オートサーバー <5589>  1,980円  +110 円 (+5.9%)  本日終値

オートサーバー<5589>が大幅高で3日ぶりに反発。16日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、光通信<9435>グループの光通信による株式保有割合が5.02%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資で、報告義務発生日は1月9日としている。

■エルテス <3967>  860円  +33 円 (+4.0%)  本日終値

エルテス<3967>は反発。16日の取引終了後に台湾のTron Future Techと連携し、UTM(ドローン運航管理システム)事業に参入すると発表。同社はメタバースとスマートシティを融合させた「メタシティ構想」の実現を掲げ、人口減少に起因する警備人材の不足や買い物弱者などの社会問題の解決を目指している。こうした問題に対してドローンが大きな可能性を持つと考え、ドローンの安全な活用に必要不可欠なUTMに参入するという。

■フュートレック <2468>  293円  +10 円 (+3.5%)  本日終値

フュートレック<2468>が反発。同社とエーアイ<4388>は16日の取引終了後、経営統合に関する基本合意書を締結したと発表。エーアイも高い。エーアイはフュトレックの株式を議決権比率で40.54%保有している。音声関連技術分野で事業を展開する両社は顧客基盤や技術・ソリューションを共有し、企業価値と収益力の向上を図る。6月に開催予定の両社の定時株主総会での承認や、関係当局の許可などの取得を前提に、10月1日付で経営統合を実施する方針。経営統合の具体的な方法は5月に予定する最終契約の締結までに決める。エーアイによるフュトレックの株式追加取得に向けた公開買い付けは想定していないとしている。

■香陵住販 <3495>  1,500円  +44 円 (+3.0%) 一時ストップ高   本日終値

香陵住販<3495>が一時ストップ高に買われ、株式分割考慮後の上場来高値を更新した。16日の取引終了後に24年9月期の連結業績予想の修正を発表。最終利益の見通しを5億8700万円から7億2000万円(前期比10.3%増)に引き上げた。減益予想から一転、過去最高益を更新する見込みとなり、好感されたようだ。茨城県石岡市の太陽光発電施設を売却したことに伴い、特別利益として1億9600万円を計上した。売上高と営業利益、経常利益の見通しは据え置いた。あわせて同社は創業者で会長の薄井宗明氏が保有する約3万株をグループの従業員に対して贈与する方針も発表した。

■NTTDイン <3850>  1,798円  +29 円 (+1.6%)  本日終値

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート<3850>が7日ぶりに反発。16日の取引終了後、同社のクラウド型ローコード開発サービス「Accel-Mart Quick」及び内製開発の定着・活用を支援する「カスタマーサクセス支援サービス」をシステック(浜松市浜名区)が採用したと発表しており、好材料視された。システックでは、将来的な業務プロセスの改善をゴールとしたデジタル化・ペーパーレス化に取り組んでおり、社内の人材育成とともにシステムの内製開発により継続的に推進する方針を固めていたという。今回の採用により、ローコード開発で申請業務をデジタル化するとともに、その活用によるシステム開発に伴走しながら内製開発の定着を図るとしている。

■エル・ティー・エス <6560>  2,752円  +21 円 (+0.8%)  本日終値

エル・ティー・エス<6560>が反発。この日の午前中、Gaia Vision(東京都渋谷区)及び東京大学と共同で発明した、洪水物理シミュレーション・衛星観測・機械学習を組み合わせた新たな浸水域予測モデルを国際特許出願したと発表しており、好材料視された。従来の浸水域予測では、流出量や降水量といった物理変数データの入力が必要だったが、今回国際特許出願した洪水予測モデルでは、機械学習を用いて洪水物理シミュレーションと衛星観測データを組み合わせることで、降水量データのみを入力として、高速に浸水域を予測するという。また、降水量データは準リアルタイム観測や短期予報データも取得可能なため、浸水域の準リアルタイム推定や短期予測も実現することが期待できるとしている。

■メンバーズ <2130>  1,022円  +1 円 (+0.1%)  本日終値

メンバーズ<2130>が4日ぶりに反発。16日の取引終了後、生成AIなどのデジタル先端技術を活用した業務プロセス改革で生産性向上を実現し、企業のビジネス成果創出を支援する「生成AI活用支援」サービスの提供を開始すると発表したことが好感された。同サービスは、生成AIに関する導入コンサルティング・活用研修から業務プロセス改善診断、Webサイト・SNS・広告運用、企業専用の生成AI利用環境構築まで豊富なラインアップをそろえ、企業の生成AI活用を一気通貫で支援するサービス。これにより業務効率を改善することでコストを最小化し、成果にコミットするリソースや時間を最大化するとしている。

●ストップ高銘柄

日創プロニティ <3440>  1,044円  +150 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値

など、6銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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