「データセンター」が14位、生成AI市場の拡大で増設需要旺盛<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「データセンター」が14位となっている。
半導体関連株への投資資金流入が顕著となっているが、その背景には半導体需要の本格回復に対する期待がある。そして、その根拠となっているのが生成AI市場の急拡大で、膨大化するデータ処理のためにサーバーやネットワーク機器の増設が必須となっている。このサーバーを管理するスポット(場所)がデータセンターで、この増設の動きが半導体需要を強く喚起している。
代表的な関連銘柄にさくらインターネット<3778>が挙げられる。同社は独立系のデータセンター最大手に位置する。昨年、米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>のジェンスン・フアンCEOが来日し、岸田文雄首相と面会を行った際、その後の記者団の取材でNTT<9432>やNEC<6701>、ソフトバンク<9434>など大手企業と並んで、生成AI分野で連携する相手先企業として同社の名前も挙げられたことから、物色人気化した経緯がある。また、政府クラウドを巡っても、デジタル庁が新しい提供事業者としてさくらネットを選定するなど、国策銘柄としての認知度も高まっている。
同社以外で関連銘柄として注目されるのは、フィックスターズ<3687>、TIS<3626>、インターネットイニシアティブ<3774>、ブロードバンドタワー<3776>、アイネス<9742>、SCSK<9719>などが挙げられる。