【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株高を好感も終盤伸び悩む (1月30日)

市況
2024年1月30日 18時23分

日経平均株価

始値  36196.64

高値  36249.03(09:37)

安値  36039.31(14:56)

大引け 36065.86(前日比 +38.92 、 +0.11% )

売買高  14億1367万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆7547億円 (東証プライム概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は続伸、朝高後に上げ幅を縮小

2.NYダウ連日の最高値受けセンチメントが改善

3.円高は逆風材料、自動車セクターに売り誘導

4.企業の決算発表控え、目先買い手控えムード

5.値下がり銘柄が全体の6割超、TOPIXは小反落

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比224ドル高と3日続伸した。米長期金利が低下しハイテク株中心に買いが優勢となった。

東京市場では、前日の米株高を受けて朝方から買い優勢の展開で、日経平均株価は上値追い態勢を継続。ただ、取引終盤は値を消し小幅の上昇にとどまった。

30日の東京市場は、方向感が見えにくいなかも日経平均は3万6000円台で売り物をこなし続伸した。前日の米国株市場でNYダウが最高値を連日で更新し、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も切り返したことで、市場センチメントが改善した。ただ、外国為替市場で円高方向に振れたことが自動車など輸出セクターに逆風材料となり、日経平均の上値を押さえる形に。今週から企業の決算発表が本格化するなか、内容を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせている。本日は個別株もプライム市場の値下がり銘柄数が全体の63%を占めるなど値上がり数を大幅に上回り、TOPIXはマイナス圏で引けた。売買代金は3兆7000億円台と低水準とはいえないものの、今年に入ってからは最も少なかった。

個別では、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連株が買われ、任天堂<7974>、キーエンス<6861>なども上値追い。川崎汽船<9107>など海運株が買いを集め、三菱重工業<7011>も値を上げた。SREホールディングス<2980>がストップ高で買い物を残し、ピー・シー・エー<9629>も値幅制限いっぱいに買われた。グローセル<9995>も急騰した。LITALICO<7366>、東光高岳<6617>、RPAホールディングス<6572>なども値を飛ばした。

半面、トヨタ自動車<7203>がやや売りに押され、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えない。積水ハウス<1928>も軟調。ファナック<6954>、NEC<6701>、マクニカホールディングス<3132>なども値を下げた。日本航空電子工業<6807>が急落したほか、KLab<3656>も大幅反落。ツルハホールディングス<3391>の下げも目立つ。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、信越化 <4063>、アドテスト <6857>、日東電 <6988>、トレンド <4704>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約110円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、中外薬 <4519>、リクルート <6098>、SBG <9984>、トヨタ <7203>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約42円。

東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)その他製品、(3)保険業、(4)化学、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)繊維製品、(3)証券商品先物、(4)その他金融業、(5)陸運業。

■個別材料株

△日本電技 <1723> [東証S]

4-12月期営業86%増益。

△DNAチップ <2397> [東証S]

「肺がんコンパクトパネル」の一部変更申請承認を材料視。

△SREHD <2980> [東証P]

10-12月期営業利益が約3倍化。

△東映アニメ <4816> [東証S]

24年3月期業績及び配当予想の上方修正と株式分割を好感。

△船場 <6540> [東証S]

23年12月期業績は計画上振れで着地。

△東光高岳 <6617> [東証P]

24年3月期経常益は一転過去最高の見通し。

△三社電機 <6882> [東証S]

24年3月期利益及び配当予想を上方修正。

△りたりこ <7366> [東証P]

10-12月期(3Q)最終は51%増益、未定だった今期配当は1.5円増配。

△PCA <9629> [東証P]

24年3月期配当予想を増額修正。

△グローセル <9995> [東証P]

マクニカがTOB価格750円に引き上げ。

▼OSGコーポ <6757> [東証S]

権利落ちで処分売り。

▼航空電子 <6807> [東証P]

4-12月期減収減益。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)PCA <9629>、(2)SREHD <2980>、(3)りたりこ <7366>、(4)グローセル <9995>、(5)東光高岳 <6617>、(6)RPA <6572>、(7)ヨシムラHD <2884>、(8)トプコン <7732>、(9)NESIC <1973>、(10)丸三 <8613>

値下がり率上位10傑は(1)航空電子 <6807>、(2)KLab <3656>、(3)ツルハHD <3391>、(4)四国化HD <4099>、(5)日証金 <8511>、(6)JBCCHD <9889>、(7)インフォMT <2492>、(8)メディアドゥ <3678>、(9)SMK <6798>、(10)マーキュリア <7347>

【大引け】

日経平均は前日比38.92円(0.11%)高の3万6065.86円。TOPIXは前日比2.55(0.10%)安の2526.93。出来高は概算で14億1367万株。東証プライムの値上がり銘柄数は563、値下がり銘柄数は1047となった。東証グロース250指数は714.72ポイント(4.15ポイント高)。

[2024年1月30日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.