「円高メリット」が7位にランク、FOMC後の為替相場の変動に関心<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が7位にランクインしている。
1月に入りドル円相場は前年末の水準からドル高・円安方向に振れたものの、19日に1ドル=148円80銭台に乗せた後は頭打ちとなっている。22~23日に開かれた日銀の金融政策決定会合後は、マイナス金利政策の早期解除観測が再燃。日米金利差縮小の思惑がドル円相場の上値を圧迫しているとみられている。
日本時間2月1日未明には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が控えている。政策金利の据え置きが市場のコンセンサスとなっているが、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の記者会見を受け、3月のFOMCでの利下げの可能性を探る展開になるとみられている。FRBの姿勢がハト派的と市場が受け止めた場合、米金利の低下を伴って、一時的にドル安・円高圧力が強まるとの見方は多い。
円高が事業面でメリットを及ぼす銘柄の代表格として、ニトリホールディングス<9843>や神戸物産<3038>、ワークマン<7564>が挙げられる。100円ショップのセリア<2782>やキャンドゥ<2698>のほか、水産大手のマルハニチロ<1333>、東京ガス<9531>など電気・ガス株、レンゴー<3941>や王子ホールディングス<3861>といった紙・パルプ株も、円高メリット関連としてマークされている。
更に円高は日本から海外への旅行需要を後押しする要因となるとみられている。エイチ・アイ・エス<9603>やベルトラ<7048>、アドベンチャー<6030>といった「アウトバウンド」関連銘柄にも投資妙味を強める方向に作用しそうだ。