【↓】日経平均 大引け| 続落、半導体株安も売り一巡後は下げ渋る (2月7日)

市況
2024年2月7日 18時24分

日経平均株価

始値  36002.99

高値  36195.50(10:15)

安値  35854.63(12:56)

大引け 36119.92(前日比 -40.74 、 -0.11% )

売買高  18億1413万株 (東証プライム概算)

売買代金  4兆9208億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は続落、売り一巡後は下げ渋る展開

2.米株市場はNYダウ上昇も半導体関連に売り目立つ

3.円高進行も嫌気、一時日経平均は300円超える下落

4.好決算発表の主力大型株など買われ全体相場支える

5.売買代金活況で、値上がり銘柄数が値下がり上回る

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比141ドル高と反発した。米国経済のソフトランディングへ期待に支えられ買いが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価が前日に続き下値を探る展開となったが売り一巡後は下げ渋り、個別では買い優勢となる銘柄が多かった。

7日の東京市場は、日経平均が軟調な値動きとなった。前日の米国株市場でNYダウは上昇したものの半導体関連株が売られるなどハイテク系グロース株に値を下げる銘柄も多く、外国為替市場でドル安・円高傾向に振れたことも向かい風となった。ただ、日経平均の下げ幅は一時300円を超えたものの売り一巡後は戻り足となり、途中プラス圏に浮上する場面もあった。好決算を発表した主力大型株が買われたほか、景気敏感株を中心に根強い買いが続き全体相場を支える形となっている。売買代金は前日の水準には届かなかったが5兆円台にあと一歩と迫る活況。また、プライム市場の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を150程度上回った。なお、TOPIXは終日強さを発揮し、ほぼプラス圏で推移した。

個別では、トヨタ自動車<7203>が大商いで上値指向継続、三菱商事<8058>も活況高の様相を呈した。売買代金トップのレーザーテック<6920>もしっかり。SCREENホールディングス<7735>も上昇。川崎汽船<9107>が買われ、ローソン<2651>は大幅高となった。シグマクシス・ホールディングス<6088>はストップ高。ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>、極東開発工業<7226>も急騰、ツムラ<4540>が物色人気、フジ・メディア・ホールディングス<4676>も高い。

半面、ダイキン工業<6367>が商いを膨らませながらも株価は大幅下落、三菱重工業<7011>も大きく利食われた。東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>などが軟調、キーエンス<6861>も売られた。ソシオネクスト<6526>、ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。シャープ<6753>が急落、LINEヤフー<4689>も大幅安。ファンケル<4921>、旭化成<3407>などの下げも目立っている。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は三菱商 <8058>、トヨタ <7203>、デンソー <6902>、テルモ <4543>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約74円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はダイキン <6367>、KDDI <9433>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約113円。

東証33業種のうち上昇は23業種。上昇率の上位5業種は(1)卸売業、(2)輸送用機器、(3)海運業、(4)鉱業、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)機械、(2)倉庫運輸関連、(3)空運業、(4)食料品、(5)情報・通信業。

■個別材料株

△ローソン <2651> [東証P]

KDDI <9433> [東証P]がTOB実施へ。

△フレクト <4414> [東証G]

今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△ツムラ <4540> [東証P]

今期経常を20%上方修正。

△エレメンツ <5246> [東証G]

「LIQUID eKYC」累計本人確認件数が4000万件突破。

△QPS研究所 <5595> [東証G]

研究開発拠点新設を発表。

△シグマクシス <6088> [東証P]

今期業績上方修正に配当増額・自社株買い。

△GSユアサ <6674> [東証P]

今期利益・配当予想を引き上げ。

△極東開発 <7226> [東証P]

今期業績・配当予想を上方修正。

△売れるネット <9235> [東証G]

運用型広告のグルプスなどの完全子会社化を発表。

△リベロ <9245> [東証G]

23年12月期業績は計画上振れ。

▼ストリームM <4772> [東証G]

今期経常は51%減益へ。

▼シャープ <6753> [東証P]

今期最終を一転赤字に下方修正。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)シグマクシス <6088>、(2)GSユアサ <6674>、(3)極東開発 <7226>、(4)ローソン <2651>、(5)神鋼商 <8075>、(6)三菱商 <8058>、(7)ツムラ <4540>、(8)椿本チ <6371>、(9)ユアテック <1934>、(10)山一電機 <6941>

値下がり率上位10傑は(1)シャープ <6753>、(2)ラインヤフー <4689>、(3)Gunosy <6047>、(4)ダイキン <6367>、(5)ファンケル <4921>、(6)旭化成 <3407>、(7)エニーカラー <5032>、(8)アイホン <6718>、(9)テクノプロH <6028>、(10)ミダックHD <6564>

【大引け】

日経平均は前日比40.74円(0.11%)安の3万6119.92円。TOPIXは前日比10.70(0.42%)高の2549.95。出来高は概算で18億1413万株。東証プライムの値上がり銘柄数は878、値下がり銘柄数は730となった。東証グロース250指数は709.74ポイント(6.67ポイント安)。

[2024年2月7日]

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