【クラファン・優待】複数VC注目! “OMOフィットネス”でジム業界を変革するファノーヴァ、2月11日募集開始

経済
2024年2月8日 16時11分

OMOフィットネスでジムの課題解決を目指す株式会社ファノーヴァ(東京都世田谷区)が、株式投資型クラウドファンディング(新株予約権型)による出資を募集します。申し込みは2月11日10時開始を予定しています。

・ 新株予約権型
・ 目標募集額:450万円、上限募集額:5499万円
・ VC出資実績あり
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ エンジェル出資実績あり
・ 新株予約権者優待あり:「FLATTE」利用料金の割引など
・ 類似上場企業:トゥエンティーフォーセブン <7074> [東証G]、ルネサンス <2378> [東証P]、JSS <6074> [東証S]、SDエンターテイメント <4650> [東証S]、カーブスホールディングス <7085> [東証P]

オンラインとオフラインを融合した「OMO型」

ファノーヴァの舟久保匡佑代表は大学卒業後、美容・ヘルスケア領域で新規事業の立ち上げや営業を経験した後、グロービスで、大手IT企業向けの組織開発・経営コンサルティングや新規事業開発に従事しながらMBAを取得しています。

その後、海外での美容室立ち上げに参画し、取締役COOとして経営業務全般を担当。この経験を通じて、2019年4月にファノーヴァを創業し、インバウンド美容体験プラットフォーム「Borderless Beauty」をローンチしました。

新しい「Beauty」を軸とした事業展開として、コロナ禍におけるフィットネスのポテンシャルと課題を再認識し、OMO(オンラインとオフラインを融合)型フィットネス事業を考案。「スタートアップ大賞2021」に選定されています。

同社は、フィットネスジムを運営する中国のユニコーン企業をロールモデルに、日本でもOMO型のフィットネスジムを展開。これは「タイムマシン経営」という、海外で成功した事業モデル・サービスを自国で模倣し、いち早く規模を拡大していく経営手法だといいます。

同社が展開するフィットネスジム「FLATTE(フラッテ)」はOMOの推進を徹底しており、フィットネス体験以外をすべてスマホで完結させ、完全キャッシュレス化を徹底したことで、店舗DX・データドリブンの事業を推進しています。

現在、駒澤大学店、豪徳寺店の2店舗を運営しており、徹底したコスト管理とDX運営により、両店舗とも早期黒字化を達成。1号店実証後の2号店では、2カ月目で黒字化したそうです。

「2店舗とも会員数が増加傾向にあり、会社全体でも単月黒字化を達成したことで、全国に多店舗展開する道筋が見えてきました。今後は直営とFC(フランチャイズ)手法で全国に店舗を拡大し、OMOフィットネス事業者としてIPOに向けてまいります」(同社)

ジムに1年以上通えた人は5%未満

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(出典:FUNDINNO)

運動を習慣化することは難しいため、挫折する割合も高く、フィットネスジムに1年以上通えた人は5%未満という調査もあるそうです。

同社によると、継続する上での大きなハードルとして、「自分に合ったトレーニング方法が分からない」「モチベーションが続かない」等があるといいます。

最近、24時間使えるジムが増え、豊富なマシンでトレーニングできる環境が整備されているものの、それらには使い方を教えてくれるトレーナーがいないケースがほとんど。一方、一人一人にトレーナーがつくパーソナルトレーニングは、自分に合ったトレーニング方法を見つけられても、会費が高額だったり、ノルマ的になったりして、通い続けるためのハードルが高いそうです。

完全オンラインで気軽に参加できるジムも増えているものの、オンラインレッスンではインストラクターとのタッチポイントが感じにくいほか、住宅環境側の制約などもあり、まだまだ課題の多いビジネスだと同社は捉えています。

「弊社は、オフライン、オンラインそれぞれの弱点を克服し、継続率を高められる仕組みを提供できれば、フィットネス業界にもまだ大きな成長余地があると考えています」(同社)

事業内容・ビジネスモデル・特徴

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(出典:FUNDINNO)

OMOフィットネスジム「FLATTE」は、実店舗とオンラインそれぞれのメリットを併せ持つ新形態のジムだといいます。

「FLATTE」では、トレーナーがユーザーの目的に合わせて指導し、マンツーマンではなく、複数人でレッスンを受ける「セミパーソナル」式を採用。自宅でも同じことができるように、自重トレーニングに特化し、店舗にはフィットネスマシンなど大がかりなトレーニング機器はないそうです。レッスンは1回45分。

体組成計を使って身体データを分析し、運動不足解消や体質改善、筋力アップなどどのような効果を得たいのかをカウンセリング。その結果に基づき、ピラティス、ヨガ、有酸素運動、ファンクショナルトレーニング、体幹トレ―ニングなど各種メソッドを取り入れた20種類以上のコースの中から最適なメニューを提案し、姿勢や食事のアドバイスも提供しています。

レッスン中も少人数トレーニングで、利用者のレベルに応じたアジャスト・サポートができるため、セミパーソナルならではの、利用者に寄り添ったレッスン提供ができることも特徴。オンラインでも、トレーナーとLINEで気軽に連絡が取り合える仕組みも構築しています。

ターゲットはジム未経験者や、すぐに辞めてしまった経験を持つ「ライト層」で、マシンを使ったトレーニングにハードルを感じやすい20~40代の女性です。

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(出典:FUNDINNO)

料金プランは実店舗で受講できるレッスン回数に応じて、月額5980円(税抜)から1万2000円(同)までの3種類。どのプランでも、自宅で受けられるオンラインレッスンは無制限で受講可能です。

会員は翌月に利用しそうな回数に応じてプランを変更することもできるため、無理なく継続していくことができるといい、現在、2店舗合計で累計会員数700名以上、そのうち約8割が通い放題プランを選択しています。

「FLATTE」は、20坪程度のテナントと約300万~600万円の初期投資費用(スケルトン・物件取得費込)で経営を始めることができ、初期投資は、マシンを多く抱える他のフィットネスジムの10分の1以下となることもあり、大きな競争優位性だとしています。シャワー室やメイクルームなどを省くことで初期投資や維持費を抑えているのも特徴です。

固定費・変動費が業界平均より低いこともあり、一般的なスタジオ型ジムより損益分岐点が低く、高い収益性を実現できるといいます(一般的なジムの3分の1程度の会員数が損益分岐点)。駒澤大学店は4カ月目、豪徳寺店は2カ月目で黒字化を実現しており、直近数カ月の利益率は、月単位で約45%です。

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(出典:FUNDINNO)

継続率向上については、会員とのタッチポイントを適時調整していくことで実現しており、実店舗でもオンラインでも気軽に連絡を取り合える環境整備と、定期的なカウンセリングオペレーションにより、習慣化しやすくしているそうです。

トレーナーの採用・育成は、組織コンサルの経験を持つ代表がマニュアルを構築しており、一部に柔軟性を持たせつつも、明確なマニュアルに基づいて行動することで、均一のクオリティで対応できているといいます。

その結果、月単位で90%以上の入会率を実現しつつ、加入後1年の継続率は一般的なジムの約5倍と高い水準を維持。入会前の体験段階で、通常の生活習慣に至るまでアドバイスを提供するなど、利用者の要望にコミットする姿勢が評価されているそうです。

近年、店舗数を伸ばしている24時間営業の無人ジムとの違いは、運動習慣を継続しやすい点であり、会員とトレーナーが適度に連携することで、多くの人が運動を習慣化することに成功しているといいます。

オペレーション管理の徹底も強みの一つだといい、入会から予約、店舗での受付、物販購入までスマホで完結するシステムで、日報や利用者のデータなどをすべて、デジタルで管理しているそうです。

「その結果、LTV(顧客生涯価値)が一番高いのはどのチャネルから、どういった経験や目的を持って流入した層なのかなどのデータ分析が可能なため、それに応じてスピーディに戦略を更新していくことができます」(同社)

今後の成長に向けて

(1)2027年よりIPO準備開始、2030年にIPOを計画

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(出典:FUNDINNO)

(2)短期計画

既存店では、同社独自のマーケティングアルゴリズムにより、SEO/MEOの上位表示を実現、また、自然検索や既存会員からの紹介による集客ができているといいますが、新規会員獲得をより増加させる施策として、ポスティングをメインに実施していく計画です。

また、「FLATTEだから通いたい」と思ってもらえるような独自のブランディングも重要だと考えており、初期段階から大手広告代理店と、ターゲットユーザーやロゴ、メッセージングなどの解像度を高く設計。「FLATTE」ブランドをさらに強化するために、広報PRやSNS広告の活用も視野に入れています。

2029年に全国で100店舗以上を展開したい考えで、住宅地中心に出店するという戦略により、都内だけでも約350~700店舗を出店できると見込んでいます。

直営店のほか、FC展開もスピード感を持って進めていくといい、FC加盟店には加盟金300万円(商標権・開業支援費・研修費込)と売上の10~15%程度のロイヤリティ(加盟形態により変動)を想定しています。

FCオーナーを集めるために、定期的な経営セミナーなどのタッチポイントを多く設けていく計画です。

(3)中長期計画

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(出典:FUNDINNO)

「FLATTE」の真の価値は大がかりな設備や機材ではなく、独自の自重サウンドトレーニングメソッドや理念を分かち合ったトレーナーと事業ノウハウだといいます。

その付加価値を応用して、他フィットネス企業にオリジナルコンテンツをライセンスとして提供する事業や、法人の福利厚生の一環として、トレーナー派遣を通じてレッスンを提供する事業、オリジナルのアパレル商品やプロテインなどの販売・EC事業も展開していきたい考えです。

(4)2031年に直営店の会員数約1万1000人を計画

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(出典:FUNDINNO)

株主構成

同社は以下のVC、事業会社、エンジェル投資家より出資を受けています。

・株式会社サイバーエージェント・キャピタル

・i-nest capital株式会社

・寺田龍二

・その他エンジェル投資家4名(うち1名は資産管理会社で出資)

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・トゥエンティーフォーセブン <7074> [東証G]

・ルネサンス <2378> [東証P]

・JSS <6074> [東証S]

・SDエンターテイメント <4650> [東証S]

・カーブスホールディングス <7085> [東証P]

新株予約権者優待

【基準日】

4月末日

【優待1】「FLATTE」利用料金の割引

・1~49個:「FLATTE」の1カ月会費無料クーポンを提供

・50個以上:同2カ月会費無料クーポンを提供

※毎月初日を基準に利用開始日より日割りで計算

【優待2】「FLATTE」FC加盟料の割引

・1~49個:「FLATTE」のFC加盟料5万円OFFクーポンを提供

・50~99個:同10万円OFFクーポンを提供

・100~199個:同20万円OFFクーポンを提供

・200~299個:同40万円OFFクーポンを提供

・300~399個:同60万円OFFクーポンを提供

・400~499個:同80万円OFFクーポンを提供

・500~599個:同100万円OFFクーポンを提供

・600~699個:同120万円OFFクーポンを提供

・700~799個:同140万円OFFクーポンを提供

・800~899個:同160万円OFFクーポンを提供

・900個以上:同180万円OFFクーポンを提供

【申し込み方法】

基準日経過後、優待申し込み開始の案内をする。その際、同社お問い合わせアドレス宛に優待を希望する旨を知らせる。

【注意事項】

・優待の有効期間は、2024年4月末日から2025年4月末日の前日までの注文に限る。

・優待内容は予告なく変更になったり、廃止になったりする場合がある。

発行者・募集情報

■募集新株予約権の発行者の商号及び住所、資本金等

株式会社ファノーヴァ

東京都世田谷区駒沢二丁目16番4号グリーンマンション駒沢

資本金:19,500,213円(2024年1月10日現在)

発行済株式総数:41,400株(同)

発行可能株式総数:140,000株

設立日:2019年4月25日

決算日:3月31日

■本新株予約権の発行者の代表者

代表取締役 舟久保匡佑

■本新株予約権の数(以下の個数を上限とする)

5,499個

■本新株予約権の払込金額

1個あたり 10,000円

■投資金額のコース及び個数

90,000円コース(9個)

180,000円コース(18個)

270,000円コース(27個)

360,000円コース(36個)

450,000円コース(45個)

900,000円コース(90個)

1,800,000円コース(180個)

2,700,000円コース(270個)

3,600,000円コース(360個)

4,500,000円コース(450個)

9,000,000円コース(900個)

※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、450,000円コース(45個)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、9,000,000円コース(900個)を上限とする。

■申込期間

2024年2月11日~2月21日

■目標募集額

4,500,000円(上限募集額 54,990,000円)

※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は43,920,000円とする。

■払込期日

2024年3月15日

■資金使途

・目標募集額達成時の資金使途内訳

調達額450万円を以下の目的に充てる予定。

人件費 351万円

手数料 99万円

・上限募集額達成時の資金使途内訳

上記に追加し、調達額5,049万円(目標募集額450万円と上限募集額5,499万円との差額)を以下の目的に充てる予定。

人件費 2,404万円

広告宣伝費 460万円

地代家賃 1,074万円

手数料 1,110万円

■連絡先

株式会社ファノーヴァ

電話番号:03-6823-5273

メールアドレス:fundinno-info@funova.co.jp

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。

〈スタートアップ大賞〉複数の著名VC期待のMBA起業家。海外ユニコーンをロールモデルに、日本のフィットネス業界に風穴を開ける「ファノーヴァ」

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