「中国関連」が11位にランク、中国景気減速への警戒感強まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「中国関連」が11位にランクインしている。
決算発表が相次ぐなか、中国経済の減速を業績に織り込む動きが目立っている。8日に24年3月期業績予想の下方修正を発表した東レ<3402>はその理由に中国経済の減速による樹脂事業の需要低迷を挙げているほか、1月30日に24年3月期の業績予想を下方修正したアンリツ<6754>もその要因として中国市場における5Gスマートフォンの開発投資需要の停滞を挙げている。そのほかにも中国における需要減速を挙げる企業は多く、9日にはヤクルト本社<2267>中国現地法人の人員削減も報じられている。
今年に入り、中国株から日本株へのマネーシフトがメディアなどで紹介され、投資家もこうしたポジティブな面に目が向きがちだったが、決算発表により企業活動に悪い影響を及ぼしているということへの関心も強まっている。強弱材料両面から、テーマとしての「中国関連」への関心も当面続きそうだ。
この日の関連銘柄の動きでは、コマツ<6301>、日立建機<6305>がさえない動き。半面、安川電機<6506>、ニデック<6594>などはしっかりとなっている。