キャリアリンク---3Qは減収なるも製造系人材サービス事業が2ケタ増収・増益

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2024年2月15日 16時02分

キャリアリンク<6070>は14日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.9%減の327.96億円、営業利益が同61.2%減の21.41億円、経常利益が同61.4%減の21.44億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同63.0%減の14.11億円となった。

事務系人材サービス事業の売上高は前年同期比16.3%減の275.40億円、営業利益は同64.0%減の19.13億円となった。BPO関連事業部門の売上高は同20.4%減の202.89億円となった。マイナンバー交付施策案件及び新規業務のBPO請負案件の受注は前年同期比では堅調に推移したものの、想定していた経済対策関連案件など多くの新規案件において「一般競争入札」(価格競争方式)が採用されたことによる失注などがあった。CRM関連事業部門の売上高は同0.8%増の32.96億円となった。首都圏において既存取引先から大型コールセンター業務派遣案件を受注した他、新規取引先であるBPO事業者から公共関連業務派遣案件が受注できたことや金融機関からの受注が堅調に推移したことなどがあった。一般事務事業部門の売上高は同4.3%減の39.55億円となった。前年度に受注した地方自治体向けのスポット案件や金融機関向け既存案件の規模縮小や終了などがあった。

製造系人材サービス事業の売上高は前年同期比22.5%増の50.38億円、営業利益は同4.1%増の1.95億円となった。食品加工部門において水産、食肉、菓子などの業種で年末年始の季節的な要因もあり既存取引先を中心に受注量が好調に推移したことに加え、総菜、冷凍食品などの業種も受注が堅調に推移した。製造加工部門については、住宅設備製造、機械製造などの業種で受注量が増加したが、輸送機製造、電機器具製造、化学などの業種では、取引先の減産に伴う受注量減少などがあった。

その他の売上高は前年同期比3.0%減の2.17億円、営業利益は同34.5%増の0.32億円となった。ジャパン・ビジネス・サービス社の子会社である東京自動車管理社における「自動車管理事業」である。

2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.2%減の477.05億円、営業利益が同58.3%減の31.75億円、経常利益が同58.4%減の31.77億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同62.8%減の21.22億円とする11月2日発表の計画を据え置いている。

《SI》

提供:フィスコ

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