話題株ピックアップ【夕刊】(3):MS&AD、ペッパー、ヌーラボ

注目
2024年2月15日 15時19分

■MS&AD <8725>  7,477円  +904 円 (+13.8%)  本日終値

MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>がマドを開けて急騰し、連日で上場来高値を更新した。14日の取引終了後に24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。経常収益は前年同期比23.4%増の4兆9477億9100万円、純利益は同2.0倍の2815億9600万円となった。純利益は通期の計画(2800億円)を上回った。金融庁による損保各社への政策保有株の売却要求を巡る報道で急伸していた同社株だが、業況への評価と株主還元余力拡大の思惑をもとにした買いが集まる形となり、反動安を見込んだ売り方のショートカバーを誘ったようだ。4~12月期は新型コロナ関連の影響が減少したほか、資産運用損益が増加し、純利益を押し上げた。

■西部技研 <6223>  1,678円  +200 円 (+13.5%)  本日終値

西部技研<6223>が切り返し急。14日の取引終了後に23年12月期の連結決算と24年12月期の業績と配当予想を開示した。今期の年間配当は前期比10円増配の70円とし、好感されたようだ。23年12月期の売上高は前の期比15.4%増の287億2500万円、経常利益は同8.8%減の43億6100万円だった。増収となった一方、国内でのNMP回収装置設置工事の工期遅延や、中国子会社の営業人員へのインセンティブの増加、スウェーデン子会社での貸倒引当金繰入額増加などの影響で減益となった。今期は売上高で前期比16.3%増の334億1700万円、経常利益で同5.0%増の45億7700万円を見込む。

■住友重機械工業 <6302>  4,429円  +489 円 (+12.4%)  本日終値

14日に発表した「3.26%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の3.26%にあたる400万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月1日から10月31日まで。

■ベース <4481>  3,535円  +390 円 (+12.4%)  本日終値

14日に決算を発表。「今期経常は20%増で7期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は10円増配へ」が好感された。

ベース <4481> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比19.4%増の46.9億円になり、24年12月期も前期比20.2%増の56.4億円に伸びを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、7期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を88円→92円(前の期は96円)に増額し、今期も前期比10円増の102円に増配する方針とした。

⇒⇒ベースの詳しい業績推移表を見る

■オプティム <3694>  1,010円  +102 円 (+11.2%)  本日終値

14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が71%増益で着地・10-12月期も2.8倍増益」が好感された。

オプティム <3694> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比70.7%増の12億円に拡大し、通期計画の18億円に対する進捗率は5年平均の40.7%を上回る66.5%に達した。

⇒⇒オプティムの詳しい業績推移表を見る

■セイコーグループ <8050>  3,045円  +290 円 (+10.5%)  本日終値

14日に決算を発表。「今期経常を21%上方修正、配当も5円増額」が好感された。

セイコーグループ <8050> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比20.5%増の153億円に伸びた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→80円(前期は75円)に増額修正した。

⇒⇒セイコーグループの詳しい業績推移表を見る

■タダノ <6395>  1,282.5円  +118 円 (+10.1%)  本日終値

14日に決算を発表。「今期経常は4%増益、前期配当を9円増額・今期は4円増配へ」が好感された。

タダノ <6395> [東証P] が2月14日大引け後(17:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は163億円になり、24年12月期も前期比3.9%増の170億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を10円→19円(前の期は8円)に増額し、今期も前期比4円増の23円に増配する方針とした。

⇒⇒タダノの詳しい業績推移表を見る

■ジェイエイシ <2124>  750円  +69 円 (+10.1%) 一時ストップ高   本日終値

14日に決算を発表。「今期経常は15%増で3期連続最高益、実質増配へ」が好感された。

ジェイエイシーリクルートメント <2124> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比16.4%増の82億円になり、24年12月期も前期比15.2%増の94.5億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。4期連続増収、増益になる。

⇒⇒ジェイエイシの詳しい業績推移表を見る

■鉄建建設 <1815>  2,349円  +214 円 (+10.0%)  本日終値

14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は69%増益・通期計画を超過」が好感された。

鉄建建設 <1815> [東証P] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比68.7%増の17.7億円に拡大し、通期計画の10億円に対する進捗率が177.5%とすでに上回り、さらに5年平均の89.5%も超えた。

⇒⇒鉄建建設の詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「11.3%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の11.3%にあたる170万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月15日から12月30日まで。

■チェンジHD <3962>  1,443円  +124 円 (+9.4%)  本日終値

14日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)最終が93%増益で着地・10-12月期も12%増益」が好感された。

チェンジホールディングス <3962> [東証P] が2月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比93.5%増の69.8億円に拡大し、通期計画の72.1億円に対する進捗率は96.8%に達し、さらに前年同期の93.6%も上回った。

⇒⇒チェンジHDの詳しい業績推移表を見る

同時に発表した「デジタルアーツコンサルを子会社化」も買い材料。

デジタルアーツコンサルティングの株式を取得し子会社化する。

■ペッパーフードサービス <3053>  122円  +30 円 (+32.6%) ストップ高   本日終値

ペッパーフードサービス<3053>はストップ高。14日取引終了後に発表した24年12月期単独業績予想は、売上高が前期比5.0%減の138億5400万円、営業損益が前期の赤字から1900万円の黒字に改善する見通しとした。営業損益は連結決算だった時期も含め6期ぶりに黒字転換を果たす見込みとなり、これを好感した買いが集まった。今後も定番部位だけでなく希少部位や地域、期間限定商品など、さまざまな商品を販売し、既存店の収益向上に注力する方針。同時に発表した23年12月期決算は売上高が前の期比1.3%減の145億8700万円、営業損益が前の期から赤字幅縮小となる4億9000万円の赤字だった。なお、継続企業の前提に関する注記の記載は継続した。あわせて株主優待制度の再開を明らかにした。12月末を基準日として、保有株数(500株以上が対象)に応じ3000~9000円相当の自社商品を贈呈する。2022年の優待廃止前は6月末と12月末の年2回実施していた。

■河西工業 <7256>  248円  +50 円 (+25.3%) ストップ高   本日終値

河西工業<7256>がストップ高。同社は14日取引終了後、24年3月期第3四半期累計(23年4~12月)の連結決算を発表。営業損益は8億1500万円の黒字(前年同期は123億2500万円の赤字)に浮上し、通期計画の10億円に対する進捗率が81.5%に達していることが好感されたようだ。売上高は前年同期比25.0%増の1557億9300万円で着地。半導体供給不足の緩和などを背景に、国内主要得意先の生産が堅調に推移したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■ヌーラボ <5033>  1,495円  +300 円 (+25.1%) ストップ高   本日終値

ヌーラボ<5033>がストップ高に買われ、上場来高値を更新した。14日の取引終了後に発表した24年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算は、売上高が前年同期比36.5%増の26億7900万円、営業利益は同5.8倍の4億3700万円となった。営業利益は通期の計画(3億2600万円)を上回る水準となっており、好感されたようだ。主力サービスであるプロジェクト管理ツール「Backlog」の料金改定を23年1月に実施し、契約単価の上昇が継続した。

■サイバー・バズ <7069>  2,020円  +400 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値

サイバー・バズ<7069>はストップ高。14日の取引終了後、24年9月期第1四半期(10~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比53.4%増の20億5600万円、経常利益は同3.3倍の2億8500万円となった。第1四半期ながら経常利益の通期計画に対する進捗率は約61%に上り、業績の上振れを期待した買いを集めたようだ。ソーシャルメディアマーケティング事業ではインフルエンサーサービスやインターネット広告販売が伸長。四半期の売上高は過去最高を更新した。

●ストップ高銘柄

セグエグループ <3968>  1,412円  +300 円 (+27.0%) ストップ高   本日終値

など、30銘柄

●ストップ安銘柄

リビングPF <7091>  1,111円  -400 円 (-26.5%) ストップ安   本日終値

モンラボ <5255>  234円  -80 円 (-25.5%) ストップ安   本日終値

ビートレンド <4020>  914円  -300 円 (-24.7%) ストップ安   本日終値

プロHD <9246>  1,538円  -500 円 (-24.5%) ストップ安   本日終値

イメージ・マジック <7793>  1,325円  -400 円 (-23.2%) ストップ安   本日終値

など、21銘柄

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.