【↑】日経平均 大引け| 大幅反発、半導体株が買われ3万8000円台回復 (2月15日)

市況
2024年2月15日 17時43分

日経平均株価

始値  38017.83

高値  38188.74(15:00)

安値  37935.36(11:18)

大引け 38157.94(前日比 +454.62 、 +1.21% )

売買高  20億1041万株 (東証プライム概算)

売買代金  5兆4919億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は大幅反発、終値で3万8000円大台を回復

2.前日の米株市場では半導体株が高く、東京市場にも波及

3.リスクオンが加速、値がさ半導体株が上昇し全体を牽引

4.全体売買代金も活況続き、5営業日連続で5兆円台を記録

5.個別物色は大型株中心に偏り、全体の67%の銘柄が下落

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比151ドル高と反発した。主力ハイテク株や景気敏感株を中心に買いが優勢となった。

東京市場では、主力株中心にリスクを取る動きが活発となり、日経平均株価は大幅高で終値での3万8000円台回復を果たした。

15日の東京市場は、リスク選好の地合いとなり、半導体関連など主力ハイテク株への買いが顕著だった。前日の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数が揃って上昇、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上げが相対的に大きく、東京市場でもこの地合いを引き継いだ。特に米国では半導体セクターが強い動きを示したことで、東京市場でも日経平均寄与度の高い値がさの半導体関連が買い人気を集め、全体を押し上げている。日経平均が終値で3万8000円台を回復したのは1990年1月以来、34年1ヵ月ぶり。プライム市場の売買代金も5兆5000億円弱と高水準に膨らみ、本日まで5営業日連続で5兆円以上をこなす活況相場が続いている。ただ、本日は大型株中心の物色で値下がり銘柄数が値上がり数を大きく上回り、全体の67%を占めた。

個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連が軒並み上昇、ソシオネクスト<6526>も物色人気。楽天グループ<4755>が一時ストップ高に買われ、東京海上ホールディングス<8766>なども高い。セグエグループ<3968>、ミツバ<7280>、三井海洋開発<6269>、東洋炭素<5310>などストップ高に買われる銘柄も相次いだ。

半面、ソニーグループ<6758>が安く、ルネサスエレクトロニクス<6723>も売りに押された。野村マイクロ・サイエンス<6254>が値を下げ、メルカリ<4385>も安い。バンダイナムコホールディングス<7832>が商いを膨らませ株価は急落、タカラバイオ<4974>、コーセー<4922>などの下げも目立った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約393円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はバンナムHD <7832>、ソニーG <6758>、エーザイ <4523>、TOPPAN <7911>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約99円。

東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)機械、(3)石油石炭製品、(4)ゴム製品、(5)不動産業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)パルプ・紙、(3)繊維製品、(4)その他製品、(5)陸運業。

■個別材料株

△DMP <3652> [東証G]

4~12月期営業益は通期計画を超過。

△ペプドリ <4587> [東証P]

今期最終益2.4倍をポジティブ視。

△楽天グループ <4755> [東証P]

モバイル事業の赤字幅縮小と株主優待変更で関心集める。

△エニマインド <5027> [東証G]

マーケティング需要拡大で今期は連続最高益を計画。

△ヌーラボ <5033> [東証G]

4~12月期営業益5.8倍で通期計画を上回る。

△三井海洋 <6269> [東証P]

24年12月期最終24%増益で年間配当40円計画。

△堀場製 <6856> [東証P]

今期経常増益予想と自社株買い・中長期計画の発表。

△三井E&S <7003> [東証P]

今期は一転経常増益の見通しに修正。

△名村造 <7014> [東証S]

第3四半期営業益19%増で通期計画進捗率83%強。

△MS&AD <8725> [東証P]

4~12月期最終益2倍で通期計画上回る。

▼タカラバイオ <4974> [東証P]

4~12月期営業利益98%減。

▼ソニーG <6758> [東証P]

今期最終益予想上方修正も「PS5」の販売計画は引き下げ。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)セグエG <3968>、(2)ミツバ <7280>、(3)三井海洋 <6269>、(4)東洋炭素 <5310>、(5)ペプドリ <4587>、(6)三井E&S <7003>、(7)THK <6481>、(8)カナミックN <3939>、(9)堀場製 <6856>、(10)BEENOS <3328>

値下がり率上位10傑は(1)エイチワン <5989>、(2)マーケットE <3135>、(3)バンナムHD <7832>、(4)アイエスビー <9702>、(5)タカラバイオ <4974>、(6)コーセー <4922>、(7)LIFULL <2120>、(8)井関農 <6310>、(9)ソースネクス <4344>、(10)すかいらーく <3197>

【大引け】

日経平均は前日比454.62円(1.21%)高の3万8157.94円。TOPIXは前日比7.26(0.28%)高の2591.85。出来高は概算で20億1041万株。東証プライムの値上がり銘柄数は505、値下がり銘柄数は1106となった。東証グロース250指数は725.70ポイント(2.65ポイント高)。

[2024年2月15日]

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