「宇宙開発関連」が4位にランク、「H3」打ち上げ成功で市場開拓に弾み<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が4位となっている。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、新型主力ロケット「H3」2号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射し、打ち上げに成功した。23年3月の初号機打ち上げが失敗に終わっており、今回の成功で宇宙ビジネスの市場開拓に弾みがつくことが期待されている。H3は現行の主力機「H2A」に代わり、日本の宇宙輸送の中心を担うことになる。
H3はJAXAと三菱重工業<7011>が共同開発を進めてきた。IHI<7013>とその子会社IHIエアロスペースがエンジンに燃料を送る「ターボポンプ」や推進力を補助する「固体ロケットブースター」を手掛け、川崎重工業<7012>は衛星を格納するロケットの最先端部分「衛星フェアリング」を開発している。NEC<6701>グループのNECスペーステクノロジーがアンテナなどの各種機器を開発。日本航空電子工業<6807>はロケット用慣性センサーユニットを担当している。東レ<3402>はフェアリングや固体燃料容器に炭素繊維を提供している。同ロケットにはキヤノン傘下のキヤノン電子 <7739> の地球観測衛星「CE-SAT-1E」が搭載された。更に宇宙ベンチャーのispace<9348>やQPS研究所<5595>の2銘柄のほか、セック<3741>やシンフォニア テクノロジー<6507>、A&Dホロンホールディングス<7745>のほか、アイネット<9600>、INCLUSIVE<7078>、大日光・エンジニアリング<6635>、櫻護謨<5189>なども注目されている。