話題株ピックアップ【夕刊】(3):ジーデップ、3DM、ヘッドウォ

注目
2024年2月20日 15時21分

■ジーデップ・アドバンス <5885>  9,440円  +840 円 (+9.8%)  本日終値

ジーデップ・アドバンス<5885>が4連騰。ファーストアカウンティング<5588>が19日の取引終了後、ジーデップから「NVIDIA H100 GPU」搭載の第4世代DGXシステム「NVIDIA DGX H100」を研究開発用サーバーとして2台追加導入したと発表しており、好材料視された。

■3DM <7777>  124円  +11 円 (+9.7%)  本日終値

スリー・ディー・マトリックス<7777>が3連騰。19日の取引終了後、自己組織化ペプチド技術を用いた炎症性腸疾患などに関する特許が日本で成立したと発表しており、好材料視された。同特許技術は、久留米大学と共同で出願していたもので、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患などに起因する腸管の治療および予防を目的とする自己組織化ペプチドを含有する医薬組成物を広く保護する。同社は今後、日本及び欧州において現在進行中の医師主導特定臨床研究に加えて複数の研究を行い、早期にProof Of Concept(POC)を取得することを目指し、POC取得後には本格的な開発を開始する。なお、同件による24年4月期業績及び中期経営計画への影響はないとしている。

■セキュア <4264>  1,600円  +138 円 (+9.4%)  本日終値

セキュア<4264>が3日続伸した。同社は19日、大学経営・事務総合ソリューションを提供する電翔(静岡市葵区)とともに、入退室管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進するため業務提携すると発表。業績へのポジティブな影響を見込んだ買いが入ったようだ。電翔は120の大学と、200以上の商業施設と取引関係を持つ。同社が提供するデジタル身分証アプリをセキュアの入退室・勤怠管理システムと連携させ、商業施設の業務効率化につなげる。また、電翔が提供するデジタル学生証「スマ学」とセキュアの「モバイルアクセスカード」を連携させ、文教施設における業務効率化を図る。医療系施設でもAIカメラの活用などを通じたセキュリティー強化を促していく。

■ミクロン精密 <6159>  1,586円  +129 円 (+8.9%) 一時ストップ高   本日終値

ミクロン精密<6159>は急騰。19日の取引終了後に、上限を27万株(発行済み株数の4.72%)、または3億9339万円とする自社株を20日朝の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好材料視された。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び財務戦略を可能とするためとしており、20日朝に25万株を取得した。

■サイエンスアーツ <4412>  575円  +41 円 (+7.7%)  本日終値

サイエンスアーツ<4412>が大幅高で3日続伸。この日の寄り前、同社のライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」が、ニチイ学館(東京都千代田区)が運営する特定施設入居者生活介護の施設に採用されたと発表しており、好材料視された。「Buddycom」は、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時コミュニケーションをとることを可能にするサービス。今回の「Buddycom」の採用はPHSに代わる次世代インカムアプリとして採用されたとしており、3月までに特定施設入居者生活介護施設67拠点へ、BuddycomとBluetoothマイクをセットで提供する予定。また、ニチイ学館と同グループであるニチイケアパレス(東京都千代田区)が運営する5拠点でも導入が予定されており、今後も拡大が見込まれるとしている。

■大木ヘルス <3417>  1,068円  +66 円 (+6.6%)  本日終値

大木ヘルスケアホールディングス<3417>が大幅続伸。19日の取引終了後、18万株(自己株式を除く発行済み株数の1.3%)を上限に、20日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表。買い付け価格は19日終値の1002円。なお、東証の自己株式立会外買付取引情報によると、大木ヘルスは20日に予定通り買い付けを実施。買い付け数量18万株に対し、約定数量は15万株となっている。

■ヘッドウォータース <4011>  13,210円  +790 円 (+6.4%)  本日終値

ヘッドウォータース<4011>が連日の急騰をみせたほか、エッジテクノロジー<4268>が5連騰で上げ足を加速、共同ピーアール<2436>も大幅高で3連騰、このほかサイオス<3744>がマドを開けて買われるなど、人工知能(AI)関連株への投資資金流入が目立つ。今年に入って日米の株式市場ともに生成AIと半導体関連に位置付けられる銘柄の高パフォーマンスが際立っている。特に東京市場ではここにきて中小型株物色の流れが強まるなか、AI関連株への投資マネーの参戦に弾みがついている。今週は22日にAIシステムの販売やDXコンサルティングを手掛け、その成長性に期待が高いVRAIN Solution<135A>が東証グロース市場に新規上場予定で、セカンダリーでの人気化が予想されている。これが、中小型のAI関連株に改めて投資家の視線を向ける契機になるとの見方もあるようだ。

■セカンドX <5028>  599円  +33 円 (+5.8%)  本日終値

セカンドサイトアナリティカ<5028>が動意。同社はこの日午前、IDOM<7599>の子会社IDOM CaaS Technology(ICT)と共同で、クルマのデータとAIテクノロジーを組み合わせた未来残価予測モデルを開発したと発表。これが材料視されたようだ。開発にあたり、ICTはガリバーの査定のノウハウと膨大なデータ、セカンドXは先進的なAI開発技術をそれぞれ提供した。今後、クルマの売却タイミングや顧客が保有しているクルマの残価などをタイムリーに管理できる機能の搭載を進める。また、電気自動車(EV)にも対応できるよう検証を進めていく考え。

■クオルテック <9165>  1,865円  +85 円 (+4.8%)  本日終値

クオルテック<9165>が大幅高で4連騰。20日付の日刊工業新聞が、「クオルテックは2027年をめどに、超ワイドバンドギャップ半導体材料『二酸化ゲルマニウム(GeO2)』を使ったウエハーの量産を始める」と報じた。中期的な収益貢献を期待した買いが入ったようだ。同ウエハーはSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)によるウエハーの次を担う候補の一つとされ、高耐圧、高出力の領域で性能を発揮する可能性があるという。開発主体である立命館大学発スタートアップのPatentix(滋賀県草津市)との資本・業務提携のもと、27年までにサンプル出荷をする計画としている。

■ウォンテッドリー <3991>  1,367円  +62 円 (+4.8%)  本日終値

ウォンテッドリー<3991>は3日続伸。この日の午前中、福利厚生サービス「Perk」で「ポイント機能」の提供を開始すると発表したことが好感された。新機能は、Perk内の「ポイントが貯まる特典」を利用してポイントを貯め、貯まったポイントを特定のサービスに活用できるというもの。第1弾として電子ギフトプラットフォームの「giftee Box Select(ギフティボックスセレクト)」で使える「ギフトチケット」と引き換えられるようにし、「giftee Box Select」内に掲載されている最大300種以上の特典を利用できるようにする。また、第2弾では、映画チケット購入時にもポイント利用が可能にする予定で、今後も継続して「ポイントが貯まる特典」の対象特典数を増やすとともに、Perkポイントを活用できるサービス数も増やしていくとしている。

●ストップ高銘柄

アルデプロ <8925>  109円  +30 円 (+38.0%) ストップ高   本日終値

倉元製作所 <5216>  115円  +30 円 (+35.3%) ストップ高   本日終値

デジタリフト <9244>  1,403円  +300 円 (+27.2%) ストップ高   本日終値

第一商品 <8746>  234円  +50 円 (+27.2%) ストップ高   本日終値

放電精密加工研究所 <6469>  1,408円  +300 円 (+27.1%) ストップ高   本日終値

など、18銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.